夏は駆け抜ける
僕が眩む隙に
待ちに待ったのに
置き去りにしてく
全てが夏色
どの色も輝く
気怠い日さえも
青春に染まる
肌を焦がす 炎天下
逃げ込んだの 野良猫と
子ども跳ねる ケンケンパ
打ち水跳ねる 路地裏に
風が揺らす 鈴の音
頰(ほお)の火照り 拭ってく
短い裾 翻し
負けじと 吹き抜ける熱
ソーダのアイス 溶けたみたいな
顔をしてるよ
ブナンなことしか言えないけど
何(なに)か飲みなよ
丁度よく冷えた
青が底に浮かぶ
ラムネごとあおる
シュワッと弾ける
夏は駆け抜ける
通り雨 よろしく
果てを憂うより
存分に今を
ジリジリ 地が 押し上げる
ミンミン 声 急かしてる
彼等がなくから 僕は
ヘトヘトしていられない
アパートの陰から見る光
翳らぬうちに
でも涼しさも 夏の醍醐味
日陰を渡る
どこまでも行こう
夏が終わらぬよう
果てがないことを
確かめに行こう
夏は駆け抜ける
僕が眩む隙に
待ちに待ったのに
置き去りにしてく
蝉時雨に 朝が目覚めてく
季節を運ぶ
入道雲が 連れて来るのは
境界の続き
限られた季節
懲りずに始めよう
僕は夏にいる
僕は夏にいる
夏は駆け抜ける
僕が眩む隙に
待ちに待ったのに
僕を追い抜いてくから
心が褪せても
過ぎた青春など
ありはしないから
瞳を開いて
全てが夏色
どの色も輝く
気怠い日さえも
青春に染まる
お手軽サマーバケーション
fmhamaddd様の募集曲への応募として書かせていただきました。
メロディラインに合わせて、歌詞の塊ごとに一行空けているところがありますが、文字数はそのままです。
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