鏡越しの向こうガラス越しの向こう
風に揺れる木陰の向こう砂嵐の向こう
君がどこから見ているかわからない
僕がどう見えているかわからない

僕は大きく見える?それとも小さい?
お月様よりは大きいかい?プレアデスよりは?
意識してくれたならとても嬉しいよ
意識してくれなくても視界にいたら幸い

きっと僕はここから手を振っている
小さすぎて見えなかったらそれでいいから
もし振っている手が見えたらその気持ちを
何かを繋ぎ止めるために使って欲しい

そしてそれは君自身の中に有るもので
僕には全く関係無い全部君のものだから


モニタ越しの向こうレンズ越しの向こう
たまに見える流れ星の向こう星雲の向こう
君はどの星から見ているか知らない
僕はどの光で届いているか知らない

僕は明るく見える?それとも暗い?
蛍よりは明るいかい?夜光虫よりは?
手を振り返してくれたらすごく喜ぶ
振り返してくれなくてもきっと笑顔だよ

ずっと僕はここから手を振っている
暗すぎて見えなかったらそれは仕方ない
もし振っているのが分かったらその瞬間の
感じたままを自分のために使って欲しい

決してこれは僕自身の為のお遊びで
君とは全く関連無い全部夢の糧だから


暗闇に光る黒猫の瞳を見つけられたかい?
闇夜に漂うクロアゲハの羽音が聞こえたかい?
そっと静かな暗い海に漂っているだけの
名も知らぬヒトデの呼吸に気付くように

僕は届かなくても良いって思ってる
僕は伝わらなくても良いって感じてる
それでも時折吹く風がイタズラのように
君の頬をそっと撫でた時に気付いたら

もしかすると手を振る僕が見えるかも
その時秘めた想いを大切にして欲しい
それはきっと君が作り出す小さな宝物
大切に抱きしめてそして僕を忘れて


夢の記憶みたいに蛍の光みたいに
君の気持ちの中にある宝物を見届けて
嬉しさを抱えたまま夜に帰っていくよ
あぁ君の宝物はとびきり素敵じゃないか

どんな星にだって負けていないよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

手を振るから見ていてくれる?

閲覧数:98

投稿日:2021/09/21 21:24:09

文字数:834文字

カテゴリ:歌詞

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