◆1A
ひらりきらきら 桃花舞う
美空は高く澄み渡り
ひらりゆらゆら 若草揺れ
時は来たれり 春の唄

◆1B
真白な輝が溶け消えて
静かな眠りが醒める頃

◆1C
花鳥揺らぎて 風光れば
咲くは紅色 いざ参らん

◆2A
ひらりちらちら 梅香匂ふ
小鳥は甘く囀りて
ひらりさらさら 風微笑む
時は満ちたり 目覚め唄

◆2B
空ろな鏡が煌めいて
新たな命を湛えたら

◆2C
玉響の雨 澄み切る後
舞うは桜と いざ踊らん

◆3A
ひらりさわさわ 花弁吹き
季節の糸が絡む頃
ひらりひらひら 恋綻ぶ
時は迫れり 夢の舞

◆3B
微かな歌声響く折
弾みて囁く天津風

◆3C
千歳に響く 花明かしや
時は巡りて いざ舞らん


◆◇◆◇◆◇◆

◆1A
ひらりきらきら ももはなまう 13
みそらはたかく すみわたり  12
ひらりゆらゆら わかくさゆれ 13
ときはきたれり はるのうた  12

◆1B
ましろなひかりがとけきえて  13
しずかなねむりがさめるころ  13

◆1C
かちょうゆらぎて 7
かぜひかれば  6
さくはべにいろ 7
いざまいらん  6

◆2A
ひらりちらちら ばいかにおう  13
ことりはあまく さえずりて   12
ひらりさらさら かぜほほえむ  13
ときはみりたり めざめうた   12   

◆2B
うつろなかがみがきらめいて   13
あらたないのちをたたえたら   13

◆2C
たまゆらのあめ  7
すみきるのち   6
まうはさくらと  7
いざおどらん   6

◆3A
ひらりさわさわ はなびらふき  13
きせつのいとが からむころ   12
ひらりひらひら こいほころぶ  13
ときはせまれり ゆめのまい   12

◆3B
かすかなうたごえひびくおり  13
はずみてささやくあまつかぜ  13

◆3C
ちとせにひびく 7
はなあかしや  6
ときはめぐりて 7
いざまいらん  6


◆◇◆◇◆◇◆

【意訳】

美しく澄み渡った空に、桃の花びらが舞っている。
萌黄色の若草も、柔らかな風に揺れる。
草木が歓ぶ、春がやってきた。

真っ白な雪が溶け消えて大地が現れ、
眠っていた全ての生き物たちが目覚める頃。

紅色の花、咲く花のどれもが、
春の訪れを祝福している。


芳しい梅の薫りがする中で、小鳥が囀っている。
風が微笑んでいるように、優しく吹き過ぎる。
まるで、目覚めの唄のよう。
空っぽで冷たい水面が陽光できらきらと輝き、
新たな命が宿る。

束の間の雨が止んで、空気が澄み切った後。
桜の花と一緒に舞う様は、春の訪れを祝う祭のようだ。


咲き誇っていた花弁が落ちて、季節が移り変わり始める頃。
夢のような恋が始まる。

微かな歌声が響いてくる、弾む心は春の訪れを囁く。

咲き誇る花達は、新たな季節を祝福している。
長い年月の間繰り返され、供に時は移り変わっていくもの。
さあ、春の舞を踊りましょう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

其ノ風、花ト成リテ春ニ舞ウ(仮) 【ご依頼品♪】

なおる様よりご依頼いただいた和風曲に書き降ろしたものです。
http://piapro.jp/t/o6Z_

和楽器のリズミカルな表紙が舞踊曲のようだったので、春の訪れのわくわくした感じなんかが合うかな…と思って書かせていただきました。
コラボ動画製作中。


2016.5.27 一部修正

閲覧数:214

投稿日:2016/05/27 20:56:39

文字数:1,247文字

カテゴリ:歌詞

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