どうすればいいって顔で見ないでよ
笑ってほしいだけなのに俯いてしまう
閉じ込められた光は揺れることなく
落ちては舞い上がる埃を照らし続ける

「いつか」じゃだめだっていつも言ってた
急かされてた時計の針はすぐに意味を知った
それでもやっぱりわからないことだらけなんだ
もう少しだけ空を眺めていたいけど

振り向きたくなる衝動は毎夜の如く
暗礁に乗り上げた深層心理砕けた記憶
息が潰えるのを影で待っているのは
僕を食べようとしてる君の亡霊かな

栄養価の低い魂はすぐに割引にされる


どうしたらいいって声で泣かないでよ
離してほしいだけなのに居付いてしまう
待ち焦がれてた常夜は秘めることなく
朽ちては芽吹いてく胞子を散らし続ける

「あとで」じゃだめだってずっと言ってた
忙しくて時計の針はすぐに位置がズレた
それからさっぱりわからないことだらけなんだ
もう一度だけ海と遊んでみたいけど

飛び起きたくなる心象は毎度の如く
感情に込み上げた扇情禁忌溶かした希望
熱が冷めてくのを傍で待っているのは
僕を試そうとしてる君の残像かな

印象値の低い魂はすぐに廃却で捨てる


こどもみたいに不器用で
おとなみたいに無作法で
ありもしない現実に夢を見て
見えていない異世界を抜け出せず

めくったページは違います
めくったページが違います
めくったページも違います
めくったページを破ります

思い出したのは忘れたこと
忘れていくのは願ったこと
口に出したのは黙ったこと
冷たくしたのは好きな子と


振り向きたくなる衝動は毎夜の如く
暗礁に乗り上げた深層心理砕けた記憶
息が潰えるのを影で待っているのは
僕を食べようとしてる君の亡霊かな

栄養価の低い魂はすぐに割引にされる

待っていればシールが貼られてしまうから
やっぱりそんな目で誰かに縋ってしまうね
売られず廃棄と買われて放置のどちらがいい？
僕の答えはもうずっと前から決めている

どっちでもいい
どっちでもいや
どうしましょう
そうしましょう

いーちぬーけたっ