<現代調>
(A)
春も 終わりかな  なんだか 桜も
元気を 無くして  色も 褪せてくし
(B)
梅雨も 始まるし  はらりと 花弁
木々から 落として  景色 悲しいね
(S)
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに

(A)
恋も 終わりかな  なんだか 私も
色気を 無くして  艶も 褪せてくし
(B)
皺も 増えてるし  にこりと 笑顔も
貴方は 見ないね  心 痛いのよ
(S)
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに

(C)
それでも私は 諦めないわ
毎年綺麗な 桜の様に
再び貴方を 虜にするの
今度は心で 離さぬ様に
(S)
華の色は 映りに化りな 悪戯に
我が身夜に経(ふ)る 眺めせし間に

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<俳句調>
(A)
過ぎる春  褪せる花色  枯れるまま
陰る雲空  落ちる長雨
(B)
花の色は  移りに化りな  徒に
輪が身世に降る  長雨せし間に

(A)
過ぎる年  褪せる艶色  枯れるまま
陰る血相  堕ちる魂
(B)
華の色は  映りに化りな  悪戯に
我が身世に経(ふ)る  眺めせし間に

(C)
だけど桜の美しさ 見た目だけではないんだよ
枯れたその後また咲こう その姿こそ美しい
(S)
来る春  栄える花色  薫る風
豪華絢爛  満開桜

(C)
だから貴女の美しさ 見た目だけではないんだよ
枯れる事無いその慈愛 その心こそ美しい
(S)
巡る春  映える艶色  透る音
凛姿流麗  奏でよ彩歌

※最後は「CS CS」より「CC SS」の方が良いか悩み中。

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<文学調>
(A)
日の光で栄えてる桜も 時が立てば色も褪せていき
やがて虚しく枯れ果てるだけ 桜吹雪になり散る宿命
(B)
暑さが訪れる前触れに 空は日を隠す雲で暗く
散る桜の悲しみ憂いて 泣き続けるような長雨よ

(A)
月光で華めいた私も 年が経てば艶も褪せていき
百夜通いも昔はあれど 今は黄昏て月見桜
(B)
無駄に過ぎて行く日々の中 ふと気付いて水面を覗けば
愁い漂う瞳が映り 更にその深みが増すばかり

(C)
懐古の情を唄いて残し 未来(あす)に繋ぐ糧と致します
花の色は うつりにけりな いたずらに
わが身世にふる ながめせしまに

(S)
また季節が巡り 聞こえる春の音
雪解けに流れて 野に広がる歌よ

(D)
そう春を迎えれば 花は桜花絢爛 咲き誇る
華も絢爛華麗 取り戻した麗姿は 絶世美人

(S)
また季節が巡り 響かせて詠む音
煌びやかに流れ 彩り紡ぐ歌

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歌詞練習用 [和風]春桜小町(仮)

新年明けましておめでとうございます。
新[春]として百人一首にある『小野小町』の詠んだ[春]の短歌を題材にした歌詞です。

歌詞の練習として和歌を題材に書いてみました。
なので駄目な部分や直した方が良い所が多々有るかと思います。
何かアドバイス等頂ければ幸いです。

追記:色んな種類で書いてみました。

閲覧数:482

投稿日:2013/01/02 21:51:21

文字数:1,228文字

カテゴリ:歌詞

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