あぁ　いつもなら気にしない言葉
そう　突き刺さった　藍色の時の中
あぁ　縁取った　ビル群のライトが
そう　戦って擦り切れた孤独を

諦めた【普通】が　明け透けに輝いて
手招きしてても　行くわけにいかない
そうでしょ？　わかってる

誰にも染まらずに
夜に咲くアイアンローズ
もう誰も愛さない
もう何も信じない
そう　心に決めた　あの日から
もう誰も喪わないと

　
夜の帳下りた眠らぬ街
ひらりと舞う蝶は
とうに捨てたはずの素顔でさえ
見透かしているのか

いつの日か世界が穏やかになるなら
汚れたこの手のRaison d'être
消えるの？　Rewrite　できるの？

瓦礫の嘆きから
生まれたアイアンローズ
声にはなりえない悲鳴が　絶望が
この身体を裂いたあの日から
もう誰も喪わないと…

アイアンローズ