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耳をすませてみた

静かな風の音

目を開けてみた

わずかな月灯り

一人つぶやく声が消えてく

「僕は生きてるの？」

（Ａメロ）

夢の中さまよった

目を覚ました現実(ここ)も

あてのない場所でしかなかった

手をあげ見上げても

あるのは黒い手

つかむ仕草も虚しく

また身体の横へ落ちる

（サビ）

僕はどうしたらいい？

あなたは言葉をつめる

きっとそれは優しさ

わかって二人で泣いた

もう何も言わなくていいよ

ごめんね

（Ｂメロ）

夜は静かでいいな

耳なでてく風(おと)が

寂しげな空虚響き出した

少しも逃さない

あのとき誓った

求む想いは儚く

もう心を風へのせた

（サビ）

酷い男だったね

あなたの心は泣いた

きっとあなた気づいた

そろって二人うつむく

もう息が合うことも最後

さよなら

（アウトロ）

耳をすませてみる

静かな風の音

目を開けてみた

わずかな月灯り

独りつぶやく声が響いてく

「僕はもういない」
　
　
　