「可愛い・・・ですか」
「え、あ、はい・・・」
男の人に『可愛い』なんて失礼だったかな・・・
「学校の奴らに言いふらしてやろうか!」
「キヨテルが女の人から可愛いって言われて照れてたって!」
「やめてください!」
キヨテルさんは真っ赤になりながら、冷やかすリンちゃんとレン君を追いかけた。
「もー!二人とも、先生いじめちゃだめでしょ!」
ミクちゃんが私に背を向け、リンちゃんとレン君に言った。
赤くなったキヨテルさん・・・
「可愛いですよね」
「!?」
心を見透かされたようだった。
「あの・・・」
「キヨテルさんでしょう?」
レオンさんが、私の耳元で囁いたのだった。
「あの方は本当に優しそうな方でいらっしゃいますよね」
「え・・・あ、そうですね・・・」
「それに・・・」
さっきの表情とはうって変わって、怪しげな笑みを浮かべる。
「浮気なんて絶対にしなさそう」
「!え・・・!?」
また柔らかな笑みを浮かべ、レオンさんは言った。
「・・・な人だなと思いましてね。やだなぁ、そんなに動揺することないでしょう?」
「あはっ、すみません・・・何か最近浮気に敏感で」
「はい?」
「あ!」
口がすべった。
「巡音さん?今、何か・・・」
「何でもないんです!気にしないで下さい!」
慌てて隠そうとする・・・けど。
「お付き合いしている方がですか?」
「う・・・」
レオンさんには見え見えだったみたい・・・
「男なら誰でもしてしまうものです、浮気なんて。私だって何回したことか・・・いえいえ、冗談です。浮気はやはり、女より男の方がしてしまうものなんですかね」
「分からないです・・・」
「でも、浮気はマンネリ気味の付き合いに刺激を与えてくれる。いい機会と捉えてみては」
「私は・・・」
ため息をついた。
「マンネリ気味でもいいです。女扱いされ無くったって、冷たくされたって、『想いあっている』という証さえあれば・・・でも、他の女の人にあの人が優しくする所とか・・・先輩としての目じゃなく男の目で後輩見たりする所とか嫌なんです。意味分かんないです、こんな自分・・・マンネリでもいいのに女扱いされなくたっていい、冷たくあてられてもって思っているのに、心のどこかで期待している、どこかで欲している」
「浮気がそれをもたらしてくれるかもしれない。恋人の女とは違う女と付き合うことで、貴女の魅力に再び気づくかもしれない。ただ、浮気相手に溺れなければの話ですが」
レオンさんの最後の言葉に、肩がぶるっと震えた。
「それは男に限らず、女もそうです」
「え?」
「みなさんお疲れ様でしたー!」
レオンさんの言葉が、部屋に入ってきたカメラマンの声にかき消された。
カメラマンは、手にジュースを丁度人数分と、大きなスーパーの袋を持って、それらを白いテーブルの上にあげた。
「これお礼です!どうぞ、お昼なので食べてください」
「いぇーい!あたしお腹空いてたんだぁ!!」
「俺も俺も!!」
「がっつかないの!みっともないでしょっ」
リンちゃんとレン君は、早速スーパーの袋をあさり、おにぎりを頬張っていた。
「うま~!」
「レオンとルカさんもおいでよ!」
双子の手招きに誘われ、私達はテーブルに座った。
「ルカさん、ジュースどうぞ」
「ありがとうございます」
キヨテルさんからもらったペットボトルのオレンジジュースを一口飲んだ。
かさ。
(ん?)
手に、紙の様な感触がした。
なんだろうと思い、手をこぶしの形で握り、紙を見た。
『今日会えますか?』
走り書きの、大人独特の右上がりの字で書いてあった。
ふと隣を見ると、キヨテルさんがこっちを見ている。
(あ え ま す よ)
口だけ開くと、通じたらしくキヨテルさんは笑顔で頷いた。
キヨテルさん、私に何の用事なのかな?
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ゆるりー
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咲丸あさ
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待ってました!!
テストお疲れ様です!!テストの時ほど調子がいい時は無いのに…ww
このお話すきです♪もちろん他のお話も!!
これからも楽しく読ませていただきます♪
2010/07/04 20:51:56