青く染まる海は潔き父上の色でしょう
赤く燃える夕日美しき母上の色でしょう
緑と黄の花の姉上と兄上のその中に
ひっそりと咲いている鬼躑躅 それがこの私
皆に鬼の子と呼ばれ (鬼の子のはず無き)
凶兆の私 (可愛い妹よ)
生かす兄上と (散ってくれるな)
凛と咲き誇れ
彼奴に近づくなと
厭われるならば盾になり
愛する者守り
咲き誇れ黄色い鬼躑躅
桃に色づく梅は遠縁の姫君の色でしょう
紫と橙は隣の若君と姫君
滅びを招くとされ (皆に幸福招く)
災厄の私 (優しい妹よ)
生かす兄上と (散ってくれるな)
凛と咲き誇れ
彼奴には触れるなと
疎まれるならば矛になり
姦計討ち払い
咲き誇れ黄色い鬼躑躅
我が代で潰えては
父祖に顔向けなど出来ぬ
次の代へと繋ぎ
群れなし咲き誇れ鬼躑躅
鬼躑躅
ヒゲとかモジャモジャさんの曲(http://piapro.jp/content/it0oykmjd8qoyixk)に惚れ込み、歌詞を応募するために作りました。
タイトルは「おにつつじ」と読みます。
ツツジにしては珍しく黄色い、可憐な花なのですが、家畜が食べると死に至る毒花なのだそうです。
この曲を聴いた時、逆境を越えてゆくリンってイメージが湧いて、じゃあリンにとっての逆境って何?って思ったときに、昔なら「双子は不吉」かな、と。
そこから膨らませていきました。
蛇足で説明すると、レンが世継ぎでリンは影でレンを支える忍か何か、周りはリンを不吉だと忌み嫌うけど家族はお互いが大事、という設定。あぁそうそう、一般的にリンレンは姉弟ですが、この設定では兄妹です。
なんか某超有名曲と微妙にかぶってる気がしてますが気にしない方向で。
余談ですが、鬼躑躅は毒があるからこそ、誰にも摘まれず群生出来るのだそうです。
ちなみに、字余り字足らずと同じくらい悩んだことが一つ。
「GUMIのイメージカラーって橙?黄緑?」
…何で他のボカロも登場させる歌詞にしたのかと、この時ばかりは後悔しましたね。
そうそう、字余り字足らずといえば。
サビに入る前の「咲き誇れ」は字足らずなので、「さきほこれーえー」として下さい。また、「代」は「よ」と読んでください。この他に字余り字足らずがあればご指摘下さい。随時書き直します。
まだまだ拙い作品ですので、ご意見・ご感想、お待ちしています。
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