[不器用な恋が終わるとき2]

いつの間にか彼女に別れを告げられて3年がたっていた
去年、俺は彼女に一通のメールを送った
これが〈最後のメール〉だと思って少しバカみたいないたずらをしたことに彼女は1年経っても気づいてくれない

「このまま一生気づかないなんてないよな?メイコ…」

1年だけならまだいいけど、もし気づくなら今年中にお願いする
頼むよ
もう少し…
彼女が気づくまでこの命、もう少しだけ燃え続けてくれ

toメイコ

















空メールと勘違いしたかな?
メイコがどう思ってるかはわからないけど
俺はまだメイコが好きだよ
でもね、俺の命はもう永くないんだ
だから最後にこのメールに俺の思いを託したんだ
愛してる
今さらかもしれないけどな

ばいばいメイコ

カイト


届くかどうかはわからない
もしかしたら、実はもう読んでいて、怒って消しちゃったのかもしれない
気づかないまま消しちゃったかもしれない
だけどこれが俺の最後の想い
神様お願い
不器用すぎて困ってしまうこの恋を
どうか温かい目で見守ってください

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

不器用な恋が終わるとき2

第2話です!

閲覧数:143

投稿日:2010/10/10 16:24:06

文字数:474文字

カテゴリ:小説

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