問題です。


今僕はどこに居るでしょう?








──答えは、家です。




では、僕は何をしてる……されてるでしょう。








──答えは、監禁です。








何ということでしょうか。

僕が愛した人はヤンデレだったのです。


「レン君、私のこと、好きですか?」

好きですよ大好きですけど…!

「じゃあ私だけを愛してますか?」

家族とかもろもろいますし…

「じゃあその人がいなくなれば愛してくれますよね?」

ちょちょちょ!!

さすがにそれはダメですって!!

「…やっぱり私を愛してないんですね……」

愛してるんですけど!!

…はぁ、これじゃ埒が飽きません…

「愛してます愛してるんですだから私だけで充分ですよね!?」

何をいってるんですか、というか早く監獄もとい部屋から脱出させてください。

「そんなことしたら逃げてしまうじゃないですか。」

何いってるんですか、全力で逃げますよ☆

「………そうだ。」


そう言って荷物をガサゴソし始めました。

「ありました♪」

ありました♪じゃないですよ!!

それ、凶器じゃないですか!!

「さぁ、私と一緒に逝きましょう。」

リアルにこれは冗談では通じませんからね!?

縛られてるから逃げられないですし!!

「私、レン君と一緒なら怖くありませんよ。だって好きな人と一緒に逝けるんですから。」

僕の好きな貴女の笑みは、今凶器にしか見えません…!

「愛してます、レン君…」

そう言って僕のお腹に凶器を…

















「って小説読んだんだけど、微妙だった。」

「てか私達で表さないで。」

「いや、一番ヤンデレっぽいかなって。」

「何気に失礼なんだけど……じゃあさ、本当に逝ってみる?」

「いや、そのさ、冗談だよね?」

「さぁ?」

「ちょ、うわっ!!た、助けて!!」






fin.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

僕の彼女はヤンデレです

のーこめで。

閲覧数:300

投稿日:2011/09/07 20:06:28

文字数:824文字

カテゴリ:小説

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