干からびたプール
余ったかき氷
床に濡れたビール
怠惰な夏の朝
耳鳴りみたいに響いてくる蝉の鳴き声は
まるで君から責められている気分になるよ
痛みだけを運んでくる南風だ
空を見上げたら
馬鹿みたいに白い雲
やるせのない僕の心を
見下ろしてるんだね
ああなんてゆう季節なんだろうか
命が幾つも消えたというのにまるで知らんふりだ
僕の心だけ
氷点下みたい
色褪せた向日葵
花火消したバケツ
汗ばむシーツカバー
繰り返す夏の日
あてもなしに歩き回った体は火照り
昔に見た海の色と空が重なる
切なさだけ強く歌い跳ねたイルカ
生きていることが苦しくなるような
むせかえるように覆い被さる
熱く赤い温度
ああなんてゆう季節なんだろうか
これから一人で歩き出す道が
陽炎にぼやける
君の幻が
遠くで手を振る
空を見上げたら
馬鹿みたいに白い雲
やるせのない僕の心を
見下ろしてるんだね
ああなんてゆう季節なんだろうか
命が幾つも消えたというのにまるで知らんふりだ
僕の心だけ
氷点下みたい
ゆらゆら揺れてる
君が手を振る
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