僕は、すやすや眠る君を抱き寄せた。
愛しくて、愛しくて。
この細い腕を見るだけで、守ってあげたくなる。
この子は僕が守る。
もう離さない。絶対に、、、
暗い部屋で一人、
僕は優しく微笑んだ。
トマトジュースをこぼしてしまったのか、
僕の服にはベトベトする赤い液体が付いていた。
「すぐ戻るからね。」
まだ寝ている君にそう言ってから、
僕は自転車でコインランドリーに向かった。
赤く汚れた服を、
コインランドリーの空いている洗濯機に放り込んだ。
待ち時間を何して過ごそうかと考えていると、
隣にいた主婦の立ち話が耳に入ってきた。
「聞いた?本永さん家のまなみちゃん、あの子誘拐されたらしいわよ。」
「ほんと?怖い人がいるものねぇー、、、」
なるほど、
さっきからパトカーが行き来してるのはそのせいか。
物騒な世の中になったもんだなぁ、、
そんなことを考えていると
ちょうどいいタイミングで洗濯が終わった。
さっき放り込んだ服の汚れは、きれいに落ちていた。
よかった、この服は気に入っていたやつだからきれいになってよかった。
服を自転車のまえかごに押し込んで、
僕は帰路を急いだ。
そういえば、あの主婦が言っていた「まなみちゃん」って名前、、、
どこかで聞いたことがある気がする。
しばらく思い出そうとしてみたが、なかなか出てこない。
まぁいいか。別に重要なことじゃないし。
僕はあの子の待つ家へと帰って行った。
やっと手に入れたあの子のもとに。
コメント0
関連動画0
オススメ作品
君は王女 僕は召使
運命分かつ 哀れな双子
君を守る その為ならば
僕は悪にだってなってやる
期待の中僕らは生まれた
祝福するは教会の鐘
大人たちの勝手な都合で
僕らの未来は二つに裂けた
たとえ世界の全てが
君の敵になろうとも...悪ノ召使
mothy_悪ノP
A1
幼馴染みの彼女が最近綺麗になってきたから
恋してるのと聞いたら
恥ずかしそうに笑いながら
うんと答えた
その時
胸がズキンと痛んだ
心では聞きたくないと思いながらも
どんな人なのと聞いていた
その人は僕とは真反対のタイプだった...幼なじみ
けんはる
ミ「ふわぁぁ(あくび)。グミちゃ〜ん、おはよぉ……。あれ?グミちゃん?おーいグミちゃん?どこ行ったん……ん?置き手紙?と家の鍵?」
ミクちゃんへ
用事があるから先にミクちゃんの家に行ってます。朝ごはんもこっちで用意してるから、起きたらこっちにきてね。
GUMIより
ミ「用事?ってなんだろ。起こしてく...記憶の歌姫のページ(16歳×16th当日)
漆黒の王子
【ネバーランドから帰ったウェンディが気づいたこと】
恐らく私は殺される
なぜ?誰に?
それが分からない
ただあの世界(ネバーランド)から無事帰ることができた今、私が感じた「ある違和感」をここに書き記しておく
私に「もしも」のことが起こった時
この手記が誰かの目に届きますように
-----------...ネバーランドから帰ったウェンディが気づいたこと【歌詞】
じょるじん
(Aメロ)
また今日も 気持ちウラハラ
帰りに 反省
その顔 前にしたなら
気持ちの逆 くちにしてる
なぜだろう? きみといるとね
素直に なれない
ホントは こんなんじゃない
ありのまんま 見せたいのに
(Bメロ)...「ありのまんまで恋したいッ」
裏方くろ子
ハローディストピア
----------------------------
BPM=200→152→200
作詞作編曲:まふまふ
----------------------------
ぱっぱらぱーで唱えましょう どんな願いも叶えましょう
よい子はきっと皆勤賞 冤罪人の解体ショー
雲外蒼天ユート...ハローディストピア
まふまふ
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想