飛び出してった心臓が
まだ帰ってこないんだ
大切に閉じこめていた
はずの胸郭は欠けてて

季節を問わず籠ってた
空調の効いた部屋の中
思わず僕は飛び出した
転がってる蝉の抜け殻

右の右の右の いつも僕が
指令を君に送る場所が
痛む痛む痛む どうしてだろう
受け止めてくれる君が居ないからかな

君が居ない初めての冬
隙間風が僕をからかう
背中を丸めて道を歩く
無いはずの胸が痛いよ

右の右の右の いつも君が
指令を僕に送る場所が
痛む痛む痛む どうしてだろう
受け止めてくれる君は居ないはずなのに


ドッドッドッ ドッドッドッ
ドンドンドン ドッドッドッ
ドッドッドッ ドンドンドン
ドッドッドッ ドッドッドッ

ねえ今君は何処に居る
何処にも足跡残さずに
君の帰りを待ってるよ
必死に毎日探してるよ

空舞うハート型の花弁(はなびら)

走る走る走る いつも僕が
絶対しないような運動量
風に飲まれ飲んで 酸素を燃やす
入れ替えるんだ僕の全てを
胸に両手当てて やっと気付いた
本当はここに君は居るんだ
叫ぶ叫ぶ叫ぶ ありがとうを君に
お礼の一つも言ったことなかったから


嗚呼僕は今此処にいる
嗚呼君も今此処にいる
欠けていた思いやりの
ひびを見る度思い出す

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

胸痛

引きこもりニートが外に出かけていくお話。
当たり前にある物にはちゃんと感謝しないとね。

途中の心臓の音はモールス信号のSOS
「ツツツ・ツーツーツー・ツツツ」を真似してます。
蝉の抜け殻は心臓のなくなった主人公、
右胸が痛いのは洞房結節(電気刺激を送る場所)がSOSしてるから、
胸郭(=肋骨とか)→心臓を守る物→大切にするもの→思いやり
入れ替えるんだ→心も肺の中身も
ひび→日々&ひび割れ

みたいなイメージです。

優しさと激しさを混ぜながら作りました。
最後の方は文脈がいまいちだから変えたいなあ…。

閲覧数:135

投稿日:2009/07/20 07:08:53

文字数:535文字

カテゴリ:歌詞

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