お前には期待してるって
叩かれた肩が痛んでも
拍手喝采 祝辞の歌
今更後戻りもできないし
信じてるも頑張れも
圧にしか思えなくて
都合の良い賛辞に
言葉だけならタダだもんな
「虫けら」「諦め」 そんな視線が嫌で
信じられたことも信じたこともなくて
それが嫌だから被った化けの皮
脱ぎ時を探してる
笑いが乾いていく
所詮僕はいつまでも
人間嫌いなヒトでした
認められてやると足掻いても
選んだ先でまた飲む苦水が
どっちの水が甘いのか
見つけられないまま さまよって
ボロ出さないよう笑ってて
その結果が今でした
晴れが眩しいと苛ついて
雨に濡れると腹立てて
所詮そんなヒトでした
根が歪んでるのは僕でした
張り切ってんなと言われて
そんなことないと誤魔化し
真面目にやらない奴らに
憤るような素振り見せ
張り切るすぎると叩かれ
馬鹿やりすぎると叱られ
バランサー気取りの蝙蝠
点取り奪い合い お疲れ
「お前のため」「頑張れ」そんな言葉が嫌で
頼られたことも 頼りにしたこともなくて
少しはマシになれるかな 包み隠した化けの皮
脱ぎ時を探してる
脱ぎ方を探してる
所詮僕はいつまでも
人間嫌いなヒトでした
粗を探して深読みして
逃がせなくなった言葉の山
どっちの道が幸せか
見つけられないまま さまよって
浮かんだ不幸の数で選んだ
その結果が今でした
坂道に息が上がり苦しいと
平地は足が痛むと泣き言を
所詮そんなヒトでした
根が歪んでるのは僕でした
放っとかれれば腐るくせに
期待値があがれば潰されて
褒めるフリしたなすりつけ
立ち回るってどうやるんだ
上にも下にも道はないな
潰れた結果 這うしかないか
立ち止まることは許されないな
所詮僕はいつまでも
人間嫌いなヒトでした
今に見てろが口癖の
見られてみれば戸惑って
所詮僕はいつまでも
生き辛いヒトでした
化けの皮剥がれたら
ここにはいられないヒトでした
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