昨日から、駅付近にある運河沿いで雪灯かりが始まった。

雪を凍らせて中を空洞にしてロウソクを入れる。

儚げな光がまた綺麗。

「マスター、何見てるんですか?」
「ん?ぁあ、雪灯かりのポスターだよ」

一枚のポスターを見せる。

「綺麗ですね!」
「でしょ?私、好きなのよね」

有紗がニッコリと微笑みながらカイトに言う。

「行かないんですか?」
「行くはずだったんだけど…結衣姉が風邪ひいちゃって」

結衣。
あずさの妹。

「…じゃあ、俺達と行きませんか?」
「え?でも…」
「良いんですよ!誕生日お祝いのリベンジです」

カイトはそう言ってアカイトと帯人に声をかける。

「雪灯かり?」
「マスターが行きたいそうですよ」
「マスターが行きたいなら…行きます」
「俺も」
「決まりですね?マスター♪」

カイトの笑みが黒く見えたのは気のせいだろうか。

「んじゃ、暖かい格好してよ?」

有紗はそう言うと部屋に入る。

「抜け駆けだけは許さねぇよ?」
「アカイトこそ」
「…マスターは俺だけのだよ?手を出したら消すからね?」
『…』

帯人の最悪な脅しで二人は黙る(恐怖では無く、呆れて)。

有紗はそんな事など知るはずもなく、呑気に服選びをしている。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

新しい生活___雪灯かり

リアルいれてサーセン←

今、マジに雪灯かりを見るために友人を駅でまってます

寒いです




この後の予定では、有紗は三人の誰かと手を繋ぎます

さて、誰にしようかな?

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投稿日:2010/02/06 17:20:34

文字数:529文字

カテゴリ:小説

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