『ラポール』
あの日、たったひとつの罪を犯した。
罪状は「孤独」だった。
宣告をされた。
「愛を着るまで帰るな」と。
僕は眼を開いた。
鮮やかな景色だった。
目の前にはあなたの顔があった。
たちまち成長(おおきく)なった。
言葉も次第に覚えて歯向った。
独りで生きれる。
そんな止まない感傷に浸っていた。
月日が経って、挫折を知って、目の前が灰色になって、塞ぎ込んでも帰る場所はなかったの。
幼い日に吐き捨てた心にも無い言葉は、あなたの像景に罅をいれてまた泣いている。
昼間に咲く朝顔は、まるで時を止めたまま。
「さよなら」高架下で零した。
僕も、大人になった。
家族も抱えた。
生きる意味を委ねていた。
違うな。僕らはきっと死ねない理由を抱えただけだ。
「独りじゃないよ」と思いたかったの。
札束ごときで買えるものじゃないんだよ。
今日も賑わっているあの子は誰なの。
僕を透過して微笑む君への愛憎だ。
誰も死なない世界がいいな。
そしたら毎日笑えるのかな。
誰もが死ぬ世界ならばいいな。
そしたら独りで笑えるのかな。
独りで笑っても仕方ないな。
そのために君と抱き合ったんだ。
いつかは別れる日が来るかもな。
だけどその手は離さないでいて。
「人はいつか死ぬものだ」
心に留め頷いた。
変わらない午前4時
脳裏に焼き付いたままだ。
言葉足らずの想いは、拭いきれない後悔(おもい)は。
馬鹿だよな。
霞んだ夜に行く。
幼い日に吐き捨てた心にもない言葉は、あなたの像景に罅をいれてまた泣いている。
昼間に咲く朝顔は、まるで時を止めたまま。
「また今度」微笑んで零した。
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