《A1》
もしも僕が魔法を
使えたんなら
君を見失わずに
済んだろうか
もしも僕がヒーロー
だったとしたら
君はこっちを向いて
くれたのか

《B1》
君はいつも無邪気な声で
語っていた
「絶対に神様は
いるんだ。」と
何もかも聞いて信じて
間に受けて
まるで呪文のように性善説
を唱えて



《S1》
ちょっと待てよこんなのありかよ
ここまで遠くちゃ届かない
叫びすぎて切れた喉じゃ
君を呼び止められやしない

汚く汚れたこの手は
君に伸ばす価値も無いや
唯一機能したこの目には
無力な自分だけが映った



《A2》
全部全部溶けて消えて
無くなってしまって
限りなく無機質の存在に
変わってしまって
光を絶たれてしまった僕じゃ
もう何もわからないや
“前か後ろか”その言葉の意味さえ
忘れてしまった

《A arrange ver.》
だけど変わらず巡る日々は
無情に流れてって
まるで僕を嘲笑うように
足下を掬うってって
「ふざけんなよ。」ってツバ吐き捨てて
逆走逆流抗って
見えすらしない空気を
必死に掴もうとしてた

≪B short ver.≫
僕はいつも「そんなのいない。」
って否定してた
まるで呪縛のような性善説
も嫌って


《S2》
ちょっと待てよこんなのなしだろ
ここまで遠くちゃ届かない
枯れ果てたこんな声じゃ
君を呼び止められやしない

穢れて腐ったこの手は
君を支える前に落ちていた
唯一機能してたこの目は
もういらないから閉じたんだ



《C》
気付かなかった気付けなかった
君がずっと叫んでたこと
見えてなかった目を背けてた
神に縋って「助けて。」って言って
もし僕が魔法使いだったら
もし僕がヒーローだったら
もし僕が神様だったら
気づいた頃には手からすべり落ちて


《S arrange ver.》
ちょっと待てよこんなのありかよ
勝手に遠くへ行かないで
まるで小さな子供に還って
駄々捏ねてるようだと言われても

美しい君の手は
僕にはあまりに綺麗すぎて
空に焦がれてしまった
君はもう地面を蹴っていた

ちょっと待てよこんなのなしだろ
あんなに遠くちゃ届かない
傷だらけのこんな喉じゃ
君を呼び止められやしない

だけど最後に君は言った
張り付けられたあの笑顔で
「ごめんね。君を責めないで。」
なんて

無力な自分が憎いのに
君があまりに綺麗すぎて
もう無意味でしかないこの目は
熱い線を描くだけで

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【曲募集】ウゾウムゾウ主人公

バッタがいっぱい葉っぱの先っちょでミイラ化して死んでたんだけどあれなに?ちょー怖い。

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投稿日:2018/09/03 13:50:49

文字数:1,028文字

カテゴリ:歌詞

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