(私が 遠い遠いある国の
 翡翠の王女の義従兄の 藍玉の騎士の義理姉の
 瑪瑙の女王のその又義従弟 から聞いた
 遠い遠い遠い琥珀の国の忘れられたお話・・・)



ある国に 双子のきょうだい 住んでいた
いつも一緒のふたりは 仲が良い
星も月も 誰もかも 羨むほどに仲が良い

だけど

ふたりどちらか 琥珀の王様にならなければいけない 掟がある
けれどふたり 何があっても ずっとそばにいると 誓い合った
ふたり 魂分けた双子 共に生きていくと この身尽き果てるまで



(そんな幸せな日々は続かないのが世の常
 芽が出て 花が咲き 実を結び 葉が散るように
 人は変わっていくもの・・・)



ある国に 双子のきょうだい 住んでいた
ふたりは 美しい人に恋をした
けれど選ぶ その人は ふたりではなくひとりを

そして

ひとり気付く真実に ふたりは違うもの 同じではないこと 
ひとり痛い 心割れる どうして愛されない なぜ自分ではない
ふたり何処が違う 同じだから取り替えよう 君とそっくりそのまま



(この琥珀の国に琥珀の王様はひとり。
 幸せな国の人たちは、どちらが王様になったかなど
 王様がかつてふたりだったことなど そのひとりがどうなったかなど 
 とうの昔に忘れてしまったのさ。

 そう・・・これは遠い遠い遠い国の忘れ去られたあるひとりのお話・・・)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

琥珀サロメ

6/21 タイトル決定しました。

()内は語りです。

【歌詞解説】
とある国の闇に葬られたおはなし。
蜂蜜色の髪をした吟遊詩人が、
あるきょうだいの話を歌っています。



【※】
後々曲をうpしますが、先に歌詞だけ載せます。
リン・レンで歌わせています。


イラスト募集中です。

閲覧数:211

投稿日:2008/05/15 16:09:11

文字数:591文字

カテゴリ:歌詞

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