S「ねぇねぇ、君はそれで楽しいのかい?」
唐突に問いかける声がして
追いかけた先には変わり果てた日常
呆然、立ち尽くす僕に影は
背後から意地悪く囁いたんだ
「ほら、楽しそうじゃないか」
叫び、啼き喚き、転び進む
そんな僕を影は 嗤って見てたんだ
A目を覚ます 時計は夜中2時を告げて
リアルな夢 未だ跳ねる心臓
流れる汗 流れた涙に安堵
「あぁ、あれは悪いユメだったんだ」
安堵する心のままに出掛ければ
出迎えたのは 変わり果てた街
S「ねぇねぇ、君は気に入ってくれたかな?」
夢で見た影法師振り返る
にやにや楽しげに街を見て嘲笑う
呆然、立ち尽くす僕に影は
左から楽しげに囁いたんだ
「ほら、嬉しそうじゃないか」
嘆き、吐き散らし、狂い進む
そんな僕を影は 笑顔って見てたんだ
B繰り返す 時は全てを忘れた顔
ループしてく 箱に全て押し込む
もうなんにも なんにも見たくないんだ
「ほら、君もコチラ側へおいでよ」
停止した思考のまま顔あげれば
出迎えたのは 笑顔影法師
S「さぁさぁ、やっと手に入れた君喰べるよ」
現実の影は高らか謳う
にやにや楽しげに僕を見て嘲笑う
ぼんやり、大きく開かれた口
「ほら、君をイタダキマス☆」
咀嚼、飲み込まれ、紅く染まる
そんな景色最期 僕は消えて逝った
全文ひらがなver
S「ねぇねぇ、きみはそれでたのしいのかい?」
とうとつにといかけるこえがして
おいかけたさきにはかわりはてたにちじょう
ぼうぜん、たちつくすぼくにかげは
うしろからいじわるくささやいたんだ
「ほら、たのしそうじゃないか」
さけび、なきわめき、ころびすすむ
そんなぼくをかげは わらってみてたんだ
Aめをさます とけいはよなか2じをつげて
リアルなゆめ いまだはねるしんぞう
ながれるあせ ながれたなみだにあんど
「あぁ、あれはわるいユメだったんだ」
あんどするこころのままにでかければ
でむかえたのは かわりはてたまち
S「ねぇねぇ、きみはきにいってくれたかな?」
ゆめでみたかげぼうしふりかえる
にやにやたのしげにまちをみてあざわらう
ぼうぜん、たちつくすぼくにかげは
ひだりからたのしげにささやいたんだ
「ほら、うれしそうじゃないか」
なげき、はきちらし、くるいすすむ
そんなぼくをかげは わらってみてたんだ
Bくりかえす ときはすべてをわすれたかお
ループしてく はこにすべておしこむ
もうなんにも なんにもみたくないんだ
「ほら、きみもコチラがわへおいでよ」
ていししたしこうのままかおあげれば
でむかえたのは えがおかげぼうし
S「さぁさぁ、やっとてにいれたきみたべるよ」
げんじつのかげはたからかうたう
にやにやたのしげにぼくをみてあざわらう
ぼんやり、おおきくひらかれたくち
「ほら、きみをイタダキマス☆」
そしゃく、のみこまれ、あかくそまる
そんなけしきさいご ぼくはきえていった
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