落ちていく世界で
手を伸ばしつかんだ誰かの影
朝日が煌めいた

外は静かに一日の終わりを
告げる闇が広がり風だけが
殊更吠えてた

知らず深く沈んでく
いつもの感覚
青と白で構成された情景

記憶の中の誰かの顔
口ずさむ歌も何ひとつ
形をなさず分かれた 
踏み出そう
薄氷が割れた先へと

物語は変わった
解放された心
輝く火の中で
一つになった日

太陽につつまれた柔い場所が
そこにはあった
天国への扉
開かれた

届かない世界へ
手を伸ばし掴んだ
確かな温もりだった
繋がれた二元論の
鎖にもがいた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

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