崩れゆく牡丹に集う夜鷹の声 凪いだ海が啼けば嘲笑う天楼
先に在るものは連なる悲劇 この身を賭して演じて魅せましょう

爪剥げた三つ指を傅け 血潮で薄く紅引いて

さあ幕を切れ 泡沫の舞台 一緒に踊りましょう?
月に叢雲 花に風 其の灯が燃え尽きぬように


宵闇に包まれたままで往く 貴方か私 孰れが果てるまで

右腕に刻んだ名 接吻け 薄氷の路を進む

さあ幕を切れ 陽炎の世界 蝶は華を捜す 
貴方が止を望むのなら私は毒となる
幾重の敵に襲われて傷を抱いて尚
貴方が生を望むなら私は刃となる

今幕は落つ 碧落の遥か 其の身が滅ぶなら
黄泉の果てにて逢いましょう 永久の縁を
那由他の言の葉でさえも もう届かぬのなら 
直ぐに其方へ向かいます 晩秋の雨 髑髏を抱いて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

重心中 哀の演

「かさねしんじゅう あいのえん」と読みます。
遊女の駆け落ちをイメージして作詞しました。
特殊な読み方をする漢字が多いので、平仮名で同じ歌詞を投稿しました。下リンクより飛べます。
http://piapro.jp/t/cGMB

希望に、和風、かっこいい、少しダーク、感動できる歌詞とありましたので、悲劇的な結末と知りながらも道をゆく遊女を、劇仕立てで追うストーリーをイメージしました。
かっこいい、感動できるなどの希望に添えてると嬉しいです。

閲覧数:185

投稿日:2015/11/17 23:35:02

文字数:335文字

カテゴリ:歌詞

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