「ふぅ…流石にプログラムの実体化はしぶといな」

有紗の視線の先には、分子レベルに消えかけているプログラム、夢羅を見る。

「痛いよぉ…。酷い事しないでよぉ…」
「酷い事だぁ?殺戮モードの俺にンな言葉は無い。分かってんだろ?殺戮型サンよぉ?」

日本刀を腹に刺す。
悲鳴が響き渡る。

「プログラムはオリジナルに勝てねえよ」

有紗の瞳が光る。

<プログラムを強制終了します。記憶データが削除されます>
「嫌!!まだ消えたく無いよぉ」

夢羅の分解速度が早くなる。

「あず兄のデータはな、本人じゃないと使いこなせない危険…いや、禁断プログラムなんだよ」
「く…!僕はあくまでプログラムだ!!完全に消えたりしない!!」

パンと弾けた音と共にステージプログラムも強制終了する。

「マスター!?」
「ん…?カイト??」

カイトが不安そうに覗いている。

「注射を射ちますから動かないで下さいね?」

アカイトが近付いて来る。

「射つぜ?」
「っ…。有難う、ね」

力を使い過ぎたせいか、気絶した。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

新しい物語___バイバイなんてしないよ?

有紗強いなぁ←

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投稿日:2010/02/13 23:49:52

文字数:451文字

カテゴリ:小説

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