'レン'
「おい」
野良犬に僕は話しかける
「何故お前は生きる。」
犬は不思議そうに顔をかしげた
「僕は仲間を守るために生きるんだ。」
犬は一つ吼えると、反対方向に逃げていった。
あの犬は、何を見ていたのだろうか?
僕はガレキまみれになった地面に正座する。
何か無いかな。
「あった」
そこには、小さな兎がいた。
僕はウサギの背骨を強くたたく。
ゴキッという音がして、兎は倒れこむ。
ごめんよ。こっちも必死なんだ。
僕はその亡骸を抱えてアジトへ戻る。
もう七時だし、夜ご飯の時間だ。
*
「レン!なんか捕まえたでしょうね?」
僕は急いで靴を脱ぐ。
部屋に走ってはいる。
「ああ!大物を!」
メイコさんはすぐに僕の元へやってきた。
「まぁ!肉じゃない!!!!!!」
久しぶりのご馳走に、思わず叫んでしまった様子のメイコさん。
僕は台所に行き、それをに台所でご飯を作っているミクちゃんに渡した。
「これは料理しがいがあるわ」
ミクさんはツインテールを揺らす。
すると、きれいな手つきで皮をはぐ。
露になる肉。
僕はそれを眺める。
最初の頃は吐き気に我慢できなかった。
今では、なんの感情も無い。
「見てないで、レンも仕事しろ。」
がくぽさんが僕に指摘する。
「すいません。」
僕はすぐさまメイコさんに仕事を求める。
メイコさんは、思いついたようにネルに話しかける。
「ネル!あれ見せなさい。」
ネルはすぐにニコッと笑う。
*
「これが新作よ。」
ネルはマイクが付いたヘッドホンのようなものを五個持ってきた。
「なにこれ...マイクついただけじゃん」
僕はボソッと言う。
ヘッドホンなら持ってる。通信機能を持つ、最新型のヘッドホン。
「ちっちっちっ....」
指を左右に振るネル。
「ここ、見てみて。」
右目のアタリに、透明のガラスのようなものが付いている。
「これ、ここでメールや情報が得られるの。あとは敵の武器なんかもすかして見えるわ。」
「えええっ」
すごい。ネルの素早さがすごい。確か、研究し始めたのは、今日の早朝だったはずだ。
「早速、これで今日から仕事してもらうから。」
メイコさんは早速ヘッドホンを付け替えてる。
「では、この機能を調べて。あ、今日はもう九時だから明日からでいいわ。」
メイコさんはやる気満々でご飯の支度をしている。
・・・・実は、僕もすごい楽しみだ。
'?'
あと少し
後もう少し
私が狂わせる番ですわ....
私が生まれた意味、
私が育った意味、
私が今生きている意味を背負って。
あなた方を潰しに参りますわ....
その時まで。
Ⅱ 完
'裏表戦争物語'Ⅱ
短いですが、すいません。http://piapro.jp/t/6vrv←こっちから見てください。
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-----------...ネバーランドから帰ったウェンディが気づいたこと【歌詞】
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