「――――ぐぁっ」


男はその場に倒れた。そして頭から血が出ていた。



 「き、貴様っ…――!!」



男は顔をあげ、私に向かって言った。



 「何?手前に貴様呼ばわりされる筋合いはないけど」



そう言って床に転がっている男が持っていたナイフを拾い、男の顔の前に突き出した。



 「さぁ、りんに謝りなさい。じゃないと、刺すよ」



自分でもどうしてこういう言葉が出てきたのか解らない。でもこいつは許さない。許すわけがない。




 「何で俺が謝らなければならねぇんだよ!悪いのはそっちだろう!」



何でこいつはここまで否定するのか。



 「これから私はお前に酷い事をする。でも、それをすることになったのはお前のせいだからな」



そう言って私はナイフを男の首に少しだけ刺した。



 「――――っ!!」



男は目を大きく見開いたが一瞬で目を閉じた。



まぁ、これで気絶しなかったらおかしいけどね。




私はこのナイフに込めたいろいろな思いをナイフを通して伝えた。



首にナイフを刺す、という方法ではあったが…まぁいいよね。



こいつにはこのくらいのことをしないとダメだと思ったから。






私はりんの方に視線を向けた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

銀の少女 12

……この話ってこんな話だったっけ?

ども。久しぶりの「銀の少女」です!

みなさんお忘れかと思いますが、この小説の次の次の話が決まりました!

「クロノ・ストーリー」です!
曲、歌詞とは全然違う感じなのでお楽しみに!

銀の少女は後7話です。最後までお付き合いください。

閲覧数:166

投稿日:2011/06/15 17:07:10

文字数:543文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました