蒼海の丘の上 電鍵の便り
私は死んだ
違う時間の中 切れた電話線
あなたは生まれた

通勤電車で座るあなたは
つり革の私を気にかけた
次の駅で一緒に降りれば
消えてしまう私なのに

焼けた肺胞から想人(おもうひと)へのプレゼント

永遠に変わらないその日付が
二人を繋ぐ想心(おもうこころ)
それは恋人が絡め合う
指から伝わる体温のよう
電鍵を叩くその指があなたの温もりを探してる

独りじゃ寂しい 刹那の二人
もどがしくて放り投げた
錨が掻いたその日付

爛れた気管から想人へのプレゼント

廻り巡る時間の蒼が影を落とすは想心
それは幼い頃に一緒に見た
どこまでも澄んだ空のよう
電鍵を叩くその指があなたの温もりを探してる

正確無比な時刻表が
終わりを告げた想時(おもいどき)
それは二人で確かめ合った
淡い刹那の夜のよう
お互い持った電鍵があなたと私を繋いでる

生まれるあなたと死んだ私を
誕生日と告白が繋いでる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

birthday´s confession

閲覧数:219

投稿日:2015/12/26 22:14:00

文字数:411文字

カテゴリ:歌詞

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