#4「君たちは、実に単純だなぁ」
テト、ルコ、テイの三人が机に座っている
テトがコホンと咳払いをして、話し始める
「え~…今回はきちんと議論して、テキストで何をやるか決めようと思います」
テトの発言を黙って聞くルコとテイ
「いままでグダグダやってきたけど、これではしるるの面目を潰してしまうと思うんだ」
テトが真面目な顔で2人をみる
「面目ねぇ……」
テイがぼそっという
さすがにそれをはっきりと言ってはかわいそうと思ったためであった
「……マスターに潰れるほどの面目があったんですか?」
ルコが悪気なく質問する
「なっ!ルコ!」
テイは自分の抑えていたことをルコが言ったので、ドキッとした
「あぁ…うん…まぁ…それがあるかどうかはわからないけど…」
テトが否定しない
「いつも思うけどさ…しるるって『一応』私たちのマスターなのよね?」
テイが当たり前のことを2人に投げかける
「そうですよ」
ルコが即答する
「まぁ…『一応』ね……」
テトは歯切れが悪い
「しるるの場合、私たちが面倒みてあげてるっていう方が正しいからね」
テトが苦笑いする
「そうですか?僕の面倒は良く見てくれますよ?」
ルコが異議を唱える
「ルコの場合は、まだ日が浅いっていうのと、歳的には小学生だからね……しるるも、あんまり頼みごとをしたりしないのよ」
テイがやれやれという表情をする
「うん…そうだと思うな…だって、毎食の食事は私がつくってるし…掃除や洗濯などの家事の一切は私がやってるでしょ?」
「あぁ…いわれてみれば、いつもテト先輩がやってますね」
ルコが納得する
「そうそう…私も結構使われてるのよ?こないだなんて、パソコンが壊れたから修理しておいてとか…自転車のタイヤに空気入れといてとか……駅に傘持ってこいだとか………」
「へぇ…テイ先輩も苦労されてるんですね…」
感心するルコ
「ルコだけだよ…何も頼まれないのは…はぁ」
テトとテイが同時にため息をつく
「そうですね!僕の場合は先輩たちのデータをハッキングして、2人の弱みを見つけてこいっていわれてるだけですもんね!」
「え?」
「は?」
一瞬、部屋の空気が止まった
「ん?どうしました?」
ルコが笑顔でニコニコしている
「あぁ…そういうこと……」
テイがぼそっと下を向いて言った
しるるは、いつも私やテトに何か頼む際に、必ず弱みをチラつかせる
いつも、どうやってその情報を手に入れているのか不思議だったのだが……
そういうことか………
どうりで私やテトにばっかり、頼みごとをすると…
ふ~ん
「ルコ……私たちの弱みを手に入れてるって…それほんと?」
「はい!本当ですよ」
テトの問いに簡単に答えるルコ
こうなっては議論なんて、もはや関係ない……
その日の夜、しるるはテトとテイに呼び出され、こっぴどく怒られた。
そして、夕飯を抜きにされたという
その様子をみて、ルコはくすくすと笑っていたらしい
「みんな……ほんとに馬鹿で単純w」
コメント1
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ご意見・ご感想
Turndog~ターンドッグ~
ご意見・ご感想
gdgdgdgdgdgdgdgdgd…www
いやいや、いいじゃないかgdgd!!
私はグダグダしようとすると支離滅裂になって話が作れないから!!wwwww
腹黒おおおおおwwwww何も髪の色とリンクしなくても。
めんどくさがりなのに八方美人ですか。…羨ましい…www
そして尻に敷かれるしるるさん、あなたマスターとしての尊厳どこやったwww
…え?敷かれてるのは実は幻身だから問題ない?本物は裏からテイとテトを動かしてるとか?www
イイじゃないですか、楽しそうで!今こっち少し重いですよ。話が重いから書いてて気が滅入るんですよ。だからほのぼのしたの見ると気を休められるんですよwww
2012/05/06 21:07:32
しるる
gdgdって、内容が無い分難しいと感じてますww
三人の性格はトークやってるときに、ある程度固まってましたからねw
ルコは八方美人の腹黒ってきめてましたww
マスターとしての尊厳は、昨年の年末にクリスマスツリーと共に片づけちゃいましたww
うーん、そのアイデアありだなぁ…ww
でも、この話とは相性が悪そうだな…ぶつぶつぶつ
気が滅入るときは、明るいのを挟むなりして、リフレッシュですw
2012/05/07 00:11:39