月の光が 見せてくれた夢を
さびたネジ巻き 再びよみがえらせましょう

ただ一度だけ 彼とすれ違った
闇にまぎれて 見えないはずの瞳

射抜かれて恋に落ちた 誰かなんてどうでもいい

夜の闇に 貴方を探すわ
月明かりを頼りにして
あの瞳が 今も恋しくて
何もかもが 満たされないの


あの夜だけ 幻を見てたの?
それでも胸の この痛みは激しく

鮮やかで 彼がたとえ幻でも構わないわ

夜の闇に 貴方を求めて
朝になれば消えてしまう
崩れそうな 体を支えて
夜半(よわ)の街を 彷徨ってる


知っていた 昼の街で貴方が
女性をあの瞳(め)で見つめて――


夜の闇で 踊り続けるの
現実より夢見させて
さびた体 もう動かないわ
月へ想いを道連れに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

月下美人-A Queen of the night-

電子雨さんの楽曲に、歌詞を応募させていただきました!→http://piapro.jp/content/qiug9cx85vogf0wm

月下美人のこと調べてみて、初めて知ったんですけど、月下美人は夜にしか咲かない花みたいですね。昼にはしぼんじゃう。だからこその、あの花言葉なんだな、と納得しました。

なんだか、眠るときにしか見れない夢みたいだなーと思ったので、そこらへんを焦点において、歌詞を書きました。

「夜見るものは夢のようなもの。だから、あの夜出会ったあなたも夢。あなたへのこの想いも夢だというのなら、私は夢の中で生きていくわ」

昼の光は強すぎて、こわれてしまう。
だから優しい夜の闇の中で、貴方に会いたい。

この主人公は最後、死んでいません。冒頭の部分で「よみがえらせましょう」と言っているとおり、これは追想なんです。
きっと誰かが、彼女の夜を明けさせたのでしょうね。


☆前バージョンにひらがなverあります。


ちなみに、月下美人の花びらは天ぷらにすると美味しいらしいです。うわ雰囲気ぶち壊し。

閲覧数:122

投稿日:2010/12/09 23:54:03

文字数:326文字

カテゴリ:歌詞

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