一緒に死んではくれないか
そんなこと言えるはずないか
君の口紅鮮やか
まるで血のような赤
一緒に生きてはくれないか
言わすならそちらではないか
君の残り香鮮やか
そこにいるような気が

明日を懸命に描こうとしても
筆も絵の具も無くてこの指を
切ってしたたるその血で描いたものは
始まりという終わりで

もう何も見えないもう何も見えないよ
君の笑顔も涙さえもう何も見えない
どうしたら見えますかどうしたら会えますか
答えてくれる君はもういないのに
嗚呼

一緒に生きてはくれないか
言わすならそちらではないか
君の残した花弁が
ふわり僕の目に赤

その血鮮やかをを失い消えて
錆びに変わっていってその鎖
僕の心を縛ってなお僕へと
錆びを移そうとしてる

もう何も消せないもう何も消せないよ
僕の負い目も鎖さえもう何も消せない
どうしたら消えますかどうしたら言えますか
答えてみせる僕はもういないのに
嗚呼

君に触れたときの最後に触れたときの
君の温度がぬくもりがまだここに残ってる
共に終わったはずの死にぞこないの命
僕だけが今　ここにただ　残されて

なんども会いたくて永遠の眠り描いて
それでも僕はここにいるまだここに残ってる
どうしたら消えますかどうしたら会えますか
答えてくれる人は誰もいないよ　
嗚呼