「高速妄想」

作詞:濃口紅生姜



例えばの話
突如あたりは真ッ暗闇
僕の目の前には怪獣が
その怪獣は言いました
「地球を滅ぼしてやる」とかなんとか
僕はその怪獣と戦うヒーロー!
…とか面倒なそんな存在ではなく
ちらと横目でそれを眺めてはあッという間に消え去る
ただの唯(ただ)の只(ただ)の無料(タダ)の一般ピーポー

会話に入る余地なんかない
口答えなんかは当然できない
そんなヒマとか微塵もなけりゃ
選択肢など あるわけがない☆
さぁさぁこの戦いの結末やいかに!?
といったところで
僕の出番は、「ハイ終了」
困ったちゃんだよどうにもこうにも
例えばそうだなやり残したことがこんなにこんなにこんなにこんなに……あぁあああああああ

僕の妄想はいつもこんなん
リアルじゃありえないんだって
わかってる わかってる わかってるからこそ止められないんだ
だってこれが有り得るかも知れないって思うだけで
この世の中が
ほんのちょっとだけ面白く見えるから


例えばの話
僕がリッチなお金持ち
金に糸目はつけないよ
いつまでも独り身寄りもないよな独身貴族で
34歳自宅の一室
突然誰かに毒殺
哀れな
孤独死孤独死孤独死孤独死
「やっぱり家族作っときゃよかったorz」

今更言ってもしょうがない
取り返しなんかは当然つかない
そんなこととかもしできちゃったら
人生一度きりの意味がない☆
さぁさぁこの物語の価値やいかに!?
といったところで
僕の値打ちは「0でしょう」
困ったちゃんだよどうにもこうにも
例えばそうだなしときたかったなあんなことやこんなことやイケナイ事とか…あぁああああああ

僕の妄想はいつもこんなん
リアルじゃありえないんだって
わかってる わかってる わかってるからこそ止められないんだ
だってこれが有り得るかも知れないって思うだけで
この世の中が
ちょっとだけ面白く見えるから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

高速妄想

初めまして、濃口紅生姜です。

えーとですね、自分バスなんかに乗っていると、ついついありえない妄想がぶぅわ~っと溢れてくる体質のようで。

しかも自分に都合の良くない悲しい妄想ばっかり。

例えば、ものすごく強くなって人類を滅亡させにきた怪人なんかを倒すのに、倒した功績以上に犠牲者が出たため責任とって絞首刑。
残された家族とはすごく仲が良かったので、家族にもの凄く悲しまれたり、犯罪者の血縁として冷ややかな視線を浴びながら生活していく兄弟や、後を追おうとする母親の姿がチラついたり……(自分で書いててなんですが、ナルシストも程々にしろよって感じっすね…)

っていう何の生産性もない妄想だって歌詞にしちゃえばちょっとは意味を成すんじゃないかなと思ったりして作った産物です。

歌にするしないに関わらず、「面白いな」と思っていただけたら幸いです(*´ω`*)

閲覧数:53

投稿日:2015/10/07 20:28:37

文字数:800文字

カテゴリ:歌詞

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