「ごめんね…りん。ぐるぐる巻きにしちゃって」





 「うん、いいよ。別に。ボクは気にしてないから」




この言葉を発したりんは“しまった”という顔をした。




気になったから、




 「そういえばりんっていつから“ボク”って呼ぶようになったの?」



りんはドキッとした顔をして、やがて仕方なさそうに言った。



















 「実はね、ボク男なんだ……」




















 「えっ―――?」










 「ボクの本当の名前はレン。別に騙すつもりじゃなかったんだよ」





りん…いやレン、がそう言ったけど私の頭の中は混乱していた。





 「えーと、りんは本当は男で名前がレンで…?」




状況が把握できてない私にレンはこう言った。




 「リンちゃんのことは前から知ってたんだよ」





 「?」





 「リンちゃんは覚えてないかもしれないけど前にもこういうことがあったんだ」





レンはそう言って話してくれた。過去のことを。私は覚えていない、過去のことを――――――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

銀の少女 14

真実はいつもひとつ!←

んなわけで明らかになりました。正体が!


さて次回、謎の過去が明らかに――――!のお話です。

閲覧数:225

投稿日:2011/06/15 18:05:03

文字数:493文字

カテゴリ:小説

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