必死に抱えた命放り出して
守りたいものがあるんだと
君は泣きそうな目で叫んだ
成りたいモノも亡くなって
唯合わせる顔も無くなって
それでも抱えきれるのかな
明々後日の逃避行
引き下がってもどうにも
零れ落ちる明日が
夕焼け溶けて「もういっか。」
敵わない記憶
剥がれてんのそうだろ?
測れない距離感
今も独り待ってる泣き声
もういいよこんな
痛みだらけ溢れ出すなら
ほらねそんな
心吐き出す君がいるの
どんな苦しい言の葉を
過去に遺して来たとしてもさ
どうしてそんなに
抱え込もうと君は藻掻くの?
必死に抱えた命放り出して
叫びたいモノがあるんだと
君は吐きそうだと笑顔で叫んだ
叶える夢もなくなって
ただ引き裂かれる胸の内
少しぐらい藻掻けたのかな
それでも
あの日焦がれたあの美しい夕焼け
それだけは嘘じゃない憧れなの
愛し合えてたことなんて
唯一粒でさえ無くなった
それでも保ち続けていたの
必死に抱えた命放り
必死に叫んで瀕死で藻掻いて
決死で溢れた心振りかざして
伝えたいものがあるんだと
君は堪えたその笑顔で叫んだ
笑い逢えてた日々ばっか
ただ思い出すこの声ばっか
少しすらも褪せてないんだよ
ここから
きっともうもとには戻れやしないの
ゲロ吐いても傷付けても
投げだせないのだ
必死に抱えた言葉は
この世界中に木霊した
君はもう立ち止まっていいんだよ
少しばかり眠っていいんだよ
空へと
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