リンが様子がおかしかった。
話しかける度にビクビクするし、私に近づこうとしなかった。


レンに聞いてもわからない。
のでレンに聞いてこさせた。




「リン何かあった?」
「べ、別に?」
「マスターには言わないからさぁ。」
「……猫拾った。」
「へぇー。」
「黙っててね?」
「うん、マスターっ猫だって(大声)。」
「ちょっっ!」
「ホント?どれ?」
「あっそういう流れ...。」



「かわいいなぁ。」
「私が拾ったの!」
「でも、飼えません。」
「何でよ、一軒家なのに。」
「もしその子が亡くなった場合、一年は何もできなくなるよ、私が。」
「うっ......。」
「そうなったら困るのは君らです。」
「じゃあ捨ててこいとでも?」
「引き取ってくれる人を探してきなさい。」
「はぁーい。」



「リン、猫触っていい?」
「いいよー。」

バシ

「っ痛。」
「どうしたの?」
「引っ掻かれた。」
「おいでー。」

にゃー

「普通に来たけど?」
「触ってみる。」

シャー!!!

「威嚇されんだけど?」

「私も触っていい?」
「いーよ。」
「大人しいねぇ。」


「こいつ......。」
「雄雌どっちかなぁ?」
「雄だよ、絶対!」
「えーこんなかわいいのに。」


レンは カイトを よんだ

「かわいいねぇ。」
「でしょ?」
「触っていい?」
「もちろん。」

バシッ

「......。」

シャー!!!

「...............。」

「カイト、こいつ雄だろ。」
「そうだね、100%そうだね。」



「で、引き取ってくれるとこ見つけたの?」
「まだ~。」
「早くしなさい!情うつったら大変だから。」
「だってまだ一日も経ってない。」
「あのぉ、友達のとこなら大丈夫かと。」
「カイト君その人呼んで!」

数十分後

「こんにちは。」
「はい、いらっしゃい。」
「友達のメイちゃんです。」
「はじめまして。」
「カイト、あの子いくつ?」
「わたし?十歳だよ。」

「「「……………。」」」

「カイト君ついに...。」
「いや、結構前から...。」
「同じボーカロイドとして...。」

「何か?」
「「「別に......。」」」
「カイトお兄ちゃんは友達だよ。」

「お兄ちゃんって呼ばせてる。」
「一応信じてたのに。」
「裏切られたね。」

「僕はノーマルですよ。」
「「「……へぇ。」」」
「信じてないでしょ!」
「「「うん。」」」
「優美さんまで.....。」

「ねぇ、早く済ませてよぉ。」
「誰?」
「私のボーカロイドのウメだよ。」
「櫻音ウメです。」

「まさかカイト......。」
「レンとは違う!」
「僕も違う!」

「はいこの猫だよ。」

ちょっと経って


「カイトお兄ちゃん、好きな人いるよ。」
「「「……えっ?」」」
「ちょっと、それ言わないでって......。」
「言っちゃった、テヘッ☆」

「カイト君。」
「あの七夕のお願い事。」
「マスターって言ってたのに。」

「「「うわぁ...、自分のマスターほっといてんだぁ。」」」

「えっいや、あの...。」


「マスター、帰ろ?」
「そうだね、ウメ。」
「「ありがとうございました。」」

「じゃあね。」
「気を付けて。」


「カイト君、どういうこと?」
「大切な人ってそいつだろ?」
「ねぇ、教えてよ。」

「帰ります!!」


「逃げやがった。」
「でもこのネタでアイスたかれるよ。」
「そんな事しちゃだめよ。」
「「えー。」」
「妹には伝えたから。」

「さっすがマスター。」
「楽しみ楽しみ。」




「ただいま帰りました。」
「カイトお帰り。」
「なんか疲れました。」
「大切な人って?」
「マスター...誰から...。」
「お姉ちゃん。」


この晩からカイトはアイス禁止になりました。




「言えば楽になるのに。」

「絶対に言いません。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

(non title)

これ書いて大変だったこと。
カイトの疑惑をどうやって解くか。

七夕思い出してよかった。
救えなかったけど(笑)。


締めにカイトか...。

そしてまた、無断で...

カイトマスターはリンレンマスターの妹
優美さんとはリンレンマスターの名前

閲覧数:852

投稿日:2009/09/03 22:55:15

文字数:1,640文字

カテゴリ:その他

  • コメント2

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  • ku-yu

    ku-yu

    その他

    読んでくれてありがとです。勝手に使ってサーセン。

    そう言っていただけて嬉しいです!


    こういうのならいっぱい思いついちゃうんです。

    2009/09/04 18:08:55

  • 氷雨=*Fortuna†

    氷雨=*Fortuna†

    ご意見・ご感想

    男性陣が不憫だw w w

    「まさかカイト......。」
    「レンとは違う!」
    「僕も違う!」
    ↑の所で、かなり吹きました(笑)!

    ku-yuさん、こういう面白い文章が書けて羨ましいです!><

    ウメを使って頂いてありがとうございましたっ!

    2009/09/04 08:57:34

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