-リン!俺らずっとずっと一緒だよな!-
-当たり前でしょう?ずっと一緒だよ!-
・
・
・
ピピピピピpガチャ
「ん…」
懐かしい夢を見た
俺とリンが14歳で、ずっと一緒にいることを誓ったあの日のこと
「もう9:00か
寝過ぎたな…。」
コポコポコポ ズズゥー
「…苦。」
-うっへ、苦ぇ-
-え?レンってコーヒー飲めないっけ-
-ブラックは無理、かな;-
-そうなんだ-
「砂糖、入れようかな」
ぽちゃん
リンが俺のそばから居なくなって約4年。
リンと最後に会ったのはあの日だった。
-リン、俺はお前だ-
-…?そう、だね-
-なあ、リン、お前最近 歌、興味ないだろ?-
-!-
-俺が生まれた理由はお前が歌うのが好きだから。その気持ちから
生まれたのにお前が興味なくなるのなら俺は…-
-…。そうね、私はもう歌何て歌いたくない-
-歌、なんてって…-
-もう昔みたいに楽しく歌えないの!もう歌何て大嫌いよ!-
-リ、ン…。-
-レンは歌うのが嫌いな私に用はなくなるよね?-
-まあ、な-
-そっか、じゃあ今日でお別れだねレン-
さ よ う な ら
パリィィインッ!!!!
それから俺はずっと鏡の割れた破片の中にいる
リンが今どこにいるかは知らない
リンの気持ち次第なら俺を消滅させることは出来るはずだ
何故そうしない?
何故俺を鏡の中で生かす?
生 き 地 獄 だ 。
いきる必要のない俺を生かすお前が分からないよ、リン。
ああ、こうして今日もたんたんと時間が過ぎてゆく
そして
明日という日がくるんだ
俺の気持ちはあの日からずっと止まったまま
リン、俺の声届いてますか?
「ねぇ、知ってる?」
「何が―?」
「この辺で女の子が亡くなったらしいよ」
「うっそ、何で?」
「何かー、その子もともと歌手だったみたいだけど上手くいかなくて
パートナーに心配かけてばっかりだったらしくて、
自分からパートナーを突き放した後死んだらしいよ?」
「うわー、」
「 その子、パートナーに相談すればよかったのにね? 」
「そしたら」
「死なずに2人で今でも生きていたのかも」
俺 に 真実 を 知 る 鍵 は 無し
こうして今日がまた過ぎてゆく
消滅の残り時間
シリアスです。
解説:
リンは歌手になって売れ出した頃から調子が出なく
自信を失い、このままだとレンに迷惑をかけてしまうから
レンに別れを告げた。
それと当時に、プロデューサーに要らないと言われ壊れて
死んでしまう。
そのまま死んでしまい、レンを消滅させることは不可能に。
レンはリンに別れを告げられた後一人で鏡の中の破片で暮らしている。
リンが死んだことは知らない。
消滅したくても出来ない。
双子の1人の消滅時間は既に無く
もう1人の消滅時間は永遠に無い
ちょっとややこしいですね(´・ω・`;)
シリアス書いてて面白かった!
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