「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!」

目が覚めたら、自分はベンチの上にいた。あのまま寝てしまったんだろうか?
日が沈みきって、もう夜の始まりだった。

「リ…ン…?」

辺りを見回したが、リンの姿はどこにも無かった。闇の中でライトの光がぼうっと見えるだけで。

「り…、ん、りん、リンっ!!」


「なーに?」
返事がなっ……

……
………
は?

後ろを向いたらリンが大きい目をぱちくりさせて俺の顔を覗いてきた。

「はい、レンの分。温まるよ?」
そう言ってリンが自分の腕にある飲み物を渡してきた。


――っていうか、お前、体に異常はない?


リンに触れた。…ら、いきなり強風が!
「うわっ…!」

========================
「レン助け…」          「まだ生まれてはならない存在なのです」       
    「あなたは此処に居てはなりません」  「新たなる人類なのです」
  「この世が終わる前に」
             「さあ、共に」
「それでもいいのか?」                  「このままでは全てが」   
               「いやっ…!!」
========================
…?
「リン…」

リンが隣で涙ぐんでた。
間違いない。これはリンの―――――。

俺はそっとリンを抱きしめた。
「ごめんな。助けられなくて」

そしたらリンは俺の服を握り締めた。
そして、頭を左右に精一杯振り、俺の胸に顔をうずめた。

「帰ろっか?」
「うん♪」

事件はこれで解決したかと思ってた。
ただし、これは














嵐の幕開けでしかなかったのだけれど。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

The next Earth. 2

特にこれっ…っていうことは。
描きたいこと書きなぐってるだけですから(笑

閲覧数:76

投稿日:2011/01/24 03:28:14

文字数:747文字

カテゴリ:小説

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