憂いに染まる目元の雨 オンボロ舟と幻の地へ
唐傘は風の神に隠された 命を燃やして無業の死業
無知の住人は自称善人 善悪に騙され無駄な生を生き
真理を排他し、神の贄になり 脳を失くして あとはただの無情

白い首にかかる指 佇むだけの無常観
二発放つ銃弾 独房と歳差と思想書

春先に咲く彼岸花 秋雨に流れる睡蓮
目の裏に散る火花 壁にこびりつく紅いハナ
死神と共に綱渡り 誰にも知られずに眠り
拍車がかかる白夜 カルマは手首を切り裂いた


圧縮された部屋の空間 あからさま過ぎる悪魔の罠
煙に隠れた蜃気楼の顔 光に浮かぶ目と狂気の影
神の強迫に脅迫され 火の中へ消える消耗死命
土に還るは去り人の灰 肺を満たす空気はエアレスミス

道を照らす無影灯 月と陽の環状線
楽園は理想のまま 呆れるほど潔癖症

墓を掘るネクロマンサー 食い千切られた獣の首輪
ユートピア殺人事件 人類戦争神話
くぐもった声と血栓 右手を掲げる幽霊船
音割れ、泥まみれのギター 町を背に雨に濡れる


頬が濡れた、雲が覆った、街灯が消えた、神は死んだ
鳥は落ちた、記憶は消えた、何もなかった、ナニモナカッタ

ERROR ERROR ERROR リセットしてもゲームオーバー
歌姫は歌い続けた いや、叫び続けたんだ
命は今も焦げ続けて 削りゆく時間と今を
行く当てもなく歩いて 気がつけばステージの上

歌え

ライセンス

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【オリジナル】望景ミストライト/IA

不定形で不明瞭、しかしその先に見えた世界は
開けた世界よりも輝いていた

閲覧数:131

投稿日:2018/06/08 22:19:43

文字数:592文字

カテゴリ:歌詞

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