天使と悪魔、二つの種族。
この世界ではお互い交じり合うことは最大の禁忌だって言われてる。
それを破った天使は白い翼も心も失い黒に染め上げられるらしい。
堕ちた天使は居場所を失いどちらの種族からも蔑まれる存在…それでも私…!
堕ちた天使と悪魔の囁き【ミク視点】
「ミクちゃん、今日はもう帰った方がいいんじゃない?」
前を歩く彼の袖にそっと触れたときそう言われた。
「レン、君?」
どうして?
いつもそんな事言ったりしないのに。
出逢って一目で恋に落ちて…あれからしばらく経ったけど最近レン君は何か考え事をしているみたいなそんな顔をするようになった。
やっぱり天使の私なんかじゃなくて同じ悪魔の女の子の方がよかったのかななんて考えて悲しくなる。
「ミクちゃん?」
よっぽど心配そうな顔をしてたのかのぞき込んできたその瞳には気遣いの色が宿っている。
優しい優しいこの悪魔(ヒト)。
大好きだから困らせたくないのに…。
「何でもないよ、大丈夫」
微笑んでみればホッとしたように笑みが返ってくる。
「そう?よかった。じゃあまた今度」
ワガママなんて言いたくないわ。
嫌われたくないもの。
それなのに離れようとした背中に手を伸ばし思わず言葉がこぼれてしまった。
「ま、待って…!私帰りたくない!」
驚いたように軽く目を見開いた彼が次に見せたのは余裕も何もかも消え去った泣き出しそうな微笑。
ふいに勢いよく抱き寄せられた。
熱い吐息を感じた耳元で聞こえたのは甘い甘い悪魔(カレ)の囁き
「それならさミクちゃん、いっそ俺のところまで堕ちておいでよ」
堕ちた天使と呼ばれてもあなたが褒めてくれたこの白い翼やこの心が黒く染まってしまってもきっと怖くないわ。
だってあなたと同じ色だもの。
だからお願い。
側にいてこの身体ごと奪い去って。
愛しているの。
あなたの隣がきっと永遠の私の居場所…。
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6.
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「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
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バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞
じん
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過去を変えるすべは何もないから
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ねぇ 受け付けて 受け入れて ねぇ おもてうら うらおもて
ねぇ 隠したい 明かしたい ねぇ 生きづらい 生きてた...残光
sakagawa
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