タグ:堕ち天
10件
彼のあたたかい腕にきつく抱き締められて耳元で優しく優しく囁かれた。
「…ならさ、ミクちゃん。いっそ『ここ』まで堕ちておいでよ」
余裕の消えた泣きそうなそれでも優しい微笑にやっと彼を捕まえた気がした…。
【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き8
「俺もさ…君が好きだよ。出逢ったあの日から本当はずっと目が離せな...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き8【完結】
riru
ホッと安堵の息を吐いて抱きついてきた大切な存在は俺のことを信じていて、そんなこの子をまた傷つけようとしている自分にどうしようもなく怒りがわいた。
けどさ、この子を手放す未来、その方が後悔は少ない。
そうだろう?
思った俺は臆病者なんだろうか…。
【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き7
表向きはいつも通り二...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き7
riru
「…っく……ふ…」
いつも彼と居たその場所には小さな泣き声が響いていた。
「…く…ちゃ…ん…一緒…好き…なのに」
その途切れ途切れのつぶやきはずっとずっと会いたかった彼のもの。
けれどとても悲しい叫びは今まで聞いたことがない程で。
普段はつい忘れてしまいそうになるけれど彼は私よりもずっと年下でそれで...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き6
riru
いつも彼女と一緒にいたこの場所。
もうあれから何日も経つのにまだ無意識に来てしまう。
彼女が来るはず無いのに…来たとしても合わせる顔なんてない。
ならどうしてここにいるんだと聞かれれば簡単な事。
それは…
【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き7
「レン」
ふいに聞こえた落ち着いた声に振り返ると青い髪の天使...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き5
riru
あれから何日経ったんだろう…?
私が彼の元へ戻ろうとすると思っているのか外出しようとすればお姉ちゃんかルカちゃんが必ず付いてきていつしか外に出る気も失せてしまった。
小さい頃からずっと一緒の大切な人達なのに初めて煩わしい…思ってしまった自分に驚く。
私、どうしちゃったの…?
【小説】堕ちた天使と悪魔...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き4
riru
“好きになってしまいました”
真っ赤な顔でつぶやいたキミに驚かされたのは実はそんな昔でもなくて。
それでもたくさんの思い出が溢れているのはきっとキミが毎日色々なことをしでかしてくれるから。
いつもは可愛いそれも今日の所は違うらしい。
何がおかしいとはっきりは言えない。
けれど…。
【小説】堕ちた天使...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き3
riru
『あなたは誰にでも優しいから勘違いした男が言い寄ってこないか心配だわ…』
お姉ちゃんにいつもいつも言われ続けていた。
意味もよく分からないまま大丈夫だよなんて笑っていたけれど最近その気持ち少し分かってしまった気がする。
そう、最初に大好きになってしまったのはきっと…私。
【小説】堕ちた天使と悪魔の囁...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き2
riru
天使という生き物は誰も彼もクソ真面目。
面白味もない上お堅い奴らばかり!
だからさ、キミの事も最初はそんな子なんだと思ってたんだ。
けれど出逢ってすぐにくるくる変わるその表情と真っ白で穢れのない笑顔に目を奪われて…。
ねぇ、キミはさ…悪魔の俺のどこを好きになったわけ?
【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き1
riru
天使と悪魔、二つの種族。
この世界ではお互い交じり合うことは最大の禁忌だって言われてる。
それを破った天使は白い翼も心も失い黒に染め上げられるらしい。
堕ちた天使は居場所を失いどちらの種族からも蔑まれる存在…それでも私…!
堕ちた天使と悪魔の囁き【ミク視点】
「ミクちゃん、今日はもう帰った方がいいん...【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き【ミク視点】
riru
1A
天使のキミ 悪魔の俺
本来出逢う事無いはずだった
けれど運命のイタズラか
出逢って一目で恋に落ちた
1B
天使と悪魔 二つの種族
交じり合うこと 最大の禁忌
それでも俺たち離れられない
人目盗み空を舞う...【コラボ用】堕ちた天使と悪魔の囁き
riru