天使という生き物は誰も彼もクソ真面目。
面白味もない上お堅い奴らばかり!
だからさ、キミの事も最初はそんな子なんだと思ってたんだ。
けれど出逢ってすぐにくるくる変わるその表情と真っ白で穢れのない笑顔に目を奪われて…。
ねぇ、キミはさ…悪魔の俺のどこを好きになったわけ?
【小説】堕ちた天使と悪魔の囁き1
「レン君!」
今日も響く明るい声音。
振り返ると声と同じ明るい笑顔で駆けてきたのは相も変わらず美しい純白の羽を持った俺の天使。
天使と悪魔の交わりは禁忌とされどちらの種族からも忌み嫌われている。それを破れば天使は翼もココロも真っ黒に染め上げられるらしい。
つまり俺と彼女の関係も隠さなければならないもので。
それでも後ろ暗い事なんてないのだと言うように俺を呼び微笑う彼女に隠すという意味分かってるのかと不安になるときもあるけど。
「…ミクちゃん」
ゆったりと笑んで手を差し伸べると嬉しそうに微笑って抱きついてくる。
この笑顔が見たくてついつい甘やかしてしまう俺が居て、それとは別に彼女を手放せと冷静に思考する俺も居て。
そう、これ以上傍に居れば…。
抱き寄せその温かさを感じていると目の端に映った純白の羽にふいに漆黒が混じり込んだ気がして無意識に彼女を突き放す。
驚いたような表情でぺたりと座り込んだ彼女が泣きそうな顔で
「レン、君…?」
名前を呼ぶけれど今見た物は予想以上に俺に衝撃を与えたらしく上手い言い訳が出てこない。
ちらりと翼に目を移すといつもと変わらない純白。
見間違い…だったのか?
それでも何か嫌な感じがする。
その日はぎこちなく笑んで彼女に謝って安心させるように“何でもないよ”と額に口づけて、別れた。
そう、“何でもない”は俺自身に言い聞かせていた言葉でもあったのかもしれないが全く効果はなく重いものが胸の奥に積み重なるだけだった。
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