耳を塞いで、目を瞑り、現実から目を背けた私は何を描こう。

 前を向きたいけど、嫌な現実を見ることになる。

 嫌な現実を乗り越えるためには向き合わなければいけない。

 私に向き合う勇気があるのだろうか。

 私が向き合える物なのだろうか。

 私には分からない。


 もう何もかも嫌になったこと。
 もう何もかも捨てたくなったこと。

 全てが当たり前のような気がして。

 こんな日々が続けばいいなんて願いも今になっては早く終わって欲しいと願った。

 願うだけなら自由じゃないか。

 人間は自分勝手なんだ。
 なら私も人間らしく自分勝手な願いだって持ちたい。

 もう好きな人も何も分からない。
 何が私で、私の考えは何かも分からない。


 影法師は恐い。

 恐い、恐い、恐い。

 でも影法師でなければ私は生きていけない。


 甘えようと縋っても振り向いてくれなかった人がいた
 助けようと手を伸ばしたのにそれに縋らない強い人がいた
 「何でもできる」なんて勝手な考えを押し付ける人がいた
 完璧な人なんてイメージをする人がいた
 努力をして、成果をだしたのに、それを才能と呼んだ人がいた
 努力をしても意味がないのだと自覚する私がいた。

 才能なんてものはない
 最初から普通の人より少しに出来ることがあっても
 普通の人以上に出来る人には叶わない。

 だから、普通の人以上に勝とうと努力するけれど
 それも全て生まれつきのものだと言われる

 勝手な考えで人を見る世界が大嫌いでした
 必ず嫌な現状が少しでもある世界が大嫌いでした
 でも少し愛することが出来るかもしれないなんて自分に言いかける私がいた
 笑えば良いことがあるなんて綺麗事を言う私がいた
 大切な人と一緒にいたかったのに、自分から手を離した私がいた
 友達に好きって言われて素直に喜べない私がいた
 告白されて自分に自信がなくて返事が言えない私がいた

 そこには最低な私がいた


 現実に背をむけ、影法師として現実を見る私がいた
 本心を伝えたくても伝えられない私がいた


 最低だ、最低だ、最低だ、最低だ、最低だ、最低だ。。。。


 最低な私は、今日も最低な仮面を被る。
 最低は最低であり続けるのだろうか。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

そこにはいた

そこには最低な私がいた。

閲覧数:482

投稿日:2013/08/21 19:49:29

文字数:957文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • Σ!月

    Σ!月

    ご意見・ご感想



    リアルな話なら
    落ち着きなね。
    こぅゆーときこそ
    冷静になりなね。


    綺麗事言って
    自分勝手で
    何が悪ぃっ!!


    自分勝手は
    悪意的に解釈した場合でしょぅ?
    好意的に解釈したら
    自分の意思を持ってる、ってことだょ!?
    自分を持ってる、ってことだょ!?


    凄ぃぢゃん。


    その
    意見を言ぇたら
    意思表示が
    しっかり出来たら
    かっこぃーぢゃん?


    違ぅの?



    あまきピエロ。

    2013/08/21 20:21:03

    • 夢月

      夢月

      あまきが言うことって、いつも説得力があって羨ましいな(。-_-。)ノ

      平常心で頑張ります(泣)

      2013/08/24 19:52:05

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