「儚い」もない曖昧な毎日で
「寝転んでしまえよ」なんて声も霞んでしまう
ほらね、君も気づいているんでしょ
そんな顔背けないでさ
無様な笑顔振り撒いちゃって見せて

息もできないこの水中は
どんな涙流してもすぐに溶けて消えていくわ
シンパシー
それさえも薄らいでいくような

この目を穿つ泡を見るだけじゃ
君ひとりのことも知り得ないままで
水面に揺れるその影をまた
眺めているだけ

花びらのただ降りしきるその様のように今
燻る泡で水底はまだ見えないまま
例え切ることなどできぬ崩れそうな思い出を
捕まえようとすらしないで
悔やんでは泣いている
「嗤ってよ」

ああ馬鹿みたいだ
その熱もいつかは冷めちゃうよ
それでもさ、頑張ってずっと生きていても
手に入るものなんてきっともう無くて

移ろいだ景色ひとつに感動するような
心根の無い時代をくり抜いてみせて
いつも寂しいときに泣いて
君のことに思い馳せるたび
胸が張り裂けるようで
溢れるものも乾かないや

焼いてしまおう、この孤独を統べるもの全て
消してしまえる、これから広がるはずの未来を
待っていたんだ、触れたがっていたんだ
こんなことに気づいてしまう前は

どうせ嘘に塗れてるわ 腐り切ったこの世界
廻る星々すらも宙を舞い漂う泡
その中に何があるか僕に分かるまで
弾けるのを待っていて
それすら手遅れになっている

花びらのただ降りしきるその様のように今
燻る泡で水底はまだ見えないまま
例え切ることなどできぬ崩れそうな思い出を
捕まえようとして、壊して
悔やんでは泣いている
「嗤ってよ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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泡沫シミュラクラ_歌詞

閲覧数:13

投稿日:2024/09/02 02:23:38

文字数:673文字

カテゴリ:歌詞

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