道化が、後戻りなど考えてはならない。
今更、舞台袖で、『後戻り』など。
今更、わたしに何が出来るというの。
舞台に揚がり、ライトを浴びるのは、『他人』で。
わたしは道化師。華やかな音たちが波を起こす、舞台。そっと足を踏む。

―わたしと貴方も、これくらい近いものなのに

怯える自分の言葉に自分で呆れ、考える。

―わたしは道化。お客様には、たのしんで頂かなければ―

目の前に黒い影が浮かぶ。つまらない言い訳の、権化のような。

―解ってる。わたしはここで―舞台で、踊ればいいんでしょう?―踊り、昔話を話すだけ

一例と共に目をふせ、問う。

―ねえ、道化よ。わたしは貴方にはなれないのでしょうか?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【原曲:fumu様】道化水晶【鏡音リン】

ピアプロに小説を投稿するのは、これが初めてです。小説カテゴリからお越し下さった方々、はじめまして。

fumuさん:http://piapro.jp/fumu
の楽曲が好きすぎて、かような暴挙に出てしまいました。
今回は、「道化水晶」という楽曲を書かせて頂きました。
解釈が勝手過ぎて、怒られないか、未だに不安です( ̄・・ ̄)
楽しんで頂けるかも、不安…
ですが、頑張らせて下さいm(_ _)m

次は、「少年かぐや」を書かせて頂きたいと思っております。
何卒、宜しくお願いしますm(_ _)m

閲覧数:284

投稿日:2010/10/05 14:54:58

文字数:300文字

カテゴリ:小説

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