短歌行


月の浮かぶ天の川に
想い浮かべるは君の姿
遥か続く流れの先に
銀の雫が降り注ぐ

華やぐ宴もたけなわ
盃を掲げよ

酒を飲んだら歌おうじゃないか
命は儚い朝露に
過ぎ去った日々は彼方へと
この心を高ぶらせる

憂い 募って忘れられなくて
一人で奏でる切なさよ
消し去ることができるのならば
盃を満たしておくれ



君は僕を忘れただろう
夢と幻と眠るのだろう
もしも歌が届くのならば
どうかもう一度だけでも

華やぐ宴の片隅
君のための歌を

蒼い花弁 飾る襟元
遥かに想う僕の気持ち
忘れられない君の為だけ
僕は歌い続けてきた

遠く遠く 離れた君よ
果ての見えない愛しさを
忘れられない君の為だけ
僕は奏で続けるだろう



君を想って歌おうじゃないか
逢瀬は儚い朝露と
過ぎ去った日々は遠くとも
この心を打ち鳴らす

心 募って忘れられなくて
今宵も奏でる愛しさを
消し去ることができないままに
盃を溢れ出して

遠く遠く 離れた君よ
深く静かなる愛しさを
忘れられない君の為だけ
僕は歌い続けるだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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短歌行

三国志 曹操の「短歌行」
本来は『人材募集』の詩なんですが、前半部分に「詩経」の恋の歌が入っていたので、解釈を大幅に変更して、恋の歌にしてみました。


前のバージョンで 振り分け→ひらがな

閲覧数:267

投稿日:2013/12/12 11:53:12

文字数:460文字

カテゴリ:歌詞

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