7:57発の 緑ヶ丘駅行きの電車で
見つけた 小さな 萎れた
勇者の背中を
小さな紙に 記してきた
この先見えない レールの行く先を
不本意な 感情抱えたまま
三両目の電車が 扉を開ける
他愛ない 会話をしてさ
くだらない 冗談 流して
このまま 進むんだろう
思ってたのに 思ってたのに
言われた言葉が
奥に刺さって抜けないんだ
7:57発の 緑ヶ丘駅行きの電車で
出会った ことすら
運命だと言うのだろうか
一つ一つ丁寧に悩んだ
僕自身が見つけた希望は
未だに 言えない
まだ少し勇気が足りない
大きな夢に 憧れていた
すぐさまなれない と知っていても
不満気な 視線交わしたまま
三両目の電車が 扉を開ける
つまらない 表情をしてさ
投げたいな 全部 動きも
しないまま 進んでいくから
決めかけたのに 決めかけたのに
発さない本音を
腹から出して叫んでいた
7:57発の 緑ヶ丘駅行きの電車で
出会った ことすら
運命だと言うのだろうか
一つ一つ丁寧に悩んだ
僕自身が見つけた希望が
届くかい? 届けよ!
あと少し勇気が足りない
7:57発の 緑ヶ丘駅行きの電車に
乗ってきた 奴には
何から聞いてみるべきか
一つ一つ丁寧に悩んだ
僕自身が見つけた答えに
笑うかい? 嘆くかい?
もう僕は一人で歩ける
7:57発の 緑ヶ丘駅行きの電車で
出会った ことすら
運命だと言うのだろうか
一つ一つ丁寧に悩んだ
「僕自身」が見つけた背中は
萎れて 進めない
あと少し勇気が足りない
僕の背中だった
7:57発の 緑ヶ丘駅行きの電車で
見つけた 3年 ほど前の
僕の背中を
7:57発、緑ヶ丘駅行きの電車にて。
いつもの電車で、ある日僕は『奴』と出会った。
■
自作の小説作品を曲にしてみました。
内容はほぼ一緒です。
進路って誰しも悩むよねぇ。
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