翌日、いつもと同じようにメイコさんがきた。
あまりにいつも通りすぎて、やっぱりテレビのMEIKOさんとは関係ないんじゃないかとすら思えてくる。
「あの、メイコさん」
「んー?リヲンどうかした?」
軽快に笑う声。確かに昨日のテレビと同じ声だ。
「メイコさんってもしかして、その・・・VOCALOIDのMEIKOさん・・・?」
メイコさんはハッとした顔で僕をみた。
無言でじっと。
嫌な沈黙だ。
「・・・ふふ」
にこりと微笑まれた。
「リヲン、やっぱりミュージックフライデーみたのね。そうね、好きだもんね。そう、私がMEIKOよ」
驚いた。驚いたというか、ただ唖然とした。
「それでね、リヲンに頼みがあるの」
「は、はい?」
「・・・VOCALOIDの新メンバーになってほしいのよ」
「・・・え?」
え?
「今度新メンバーをいれることになったの。リヲンの声、私好きなのよ。お願い!」
確かに僕は歌うの好きだけどうまくないし下手だしちょっと言ってる意味がわからない。


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僕、アイドルします。2

コラボにもだしましたが。
03

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投稿日:2013/05/19 13:20:19

文字数:433文字

カテゴリ:小説

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