ミク「いやっほー」

ルカ「おじゃまします」

リン「いらっしゃ~い、上がって上がって」

ミク「これ差し入れ~あの七福神が載ってる船と同じ名前の洋菓子屋さんで買ってきたんだよ~」

リン「そんなに遠まわしに店名言わなくても……」

ルカ「私は自家製ミルクティーね。余ってたから持ってきたわ。もちろん私の〇〇入りよ」

リン「なんだ!?何が入っているんだ!?」

レン「まさかぼnyふごっ」

ルカ「やーねー、愛情に決まってるでしょう。レン君ったら何考えてるのかしら」ボコッボコッ

レン「ルカ姉、痛い、痛い。俺が悪かったでもあんな言い方されたら健全な男子高校生なら仕方ない反応だと思うんだだからマウントポジションをとって拳を何度も振り下ろすのを止めてもらえないだろうか!」

リン「まったく、レンにはデリカシーってものがないのかな」

ミク「まあまあお二人さん。レン君もそういうお年頃なんだよ。ってわけで上がるね~」

レン「待ってミク、この状態の俺を見捨てるというのか」

ミク「いやまあ面白そうだし?しばらくこのままでいいかなと」

ルカ「二人とも、先に始めてていいわよ。私はこの下心満載の健全(笑)な男子高校生約1名を葬ってから行くから」

レン「ちょっと待て!葬ってからって何だ!殺す気か!」

ルカ「殺されるだけで許されるんだからいいでしょ」

レン「よくねえ!もうそれ極刑だからな!?」

ルカ「あら、レン君は一瞬で楽になるより永遠に続く苦痛のほうがお好みかしら」

レン「なんだ!?後者のほうを選択した先に何が待っているんだ!?」

ルカ「とりあえず全身を縄で縛って自由を奪い、気絶しない程度に電流を浴びさせ……」

レン「ああもうルカ姉完璧にキャラ崩壊してるじゃねえか!ミク、リン、助けてくれ!」

リン「行こうか、ミク。」

ミク「そうだね、流石にちょっとかわいそうな気もするけど」

レン「おい!?俺のことがどうでもいいのはなんとなくわかるからいいんだが、このルカ姉を放っておいたらまずいだろう、いろいろと!ってお二人さーん!?」

ルカ「さて、あの二人も行ったことだし……」

レン「う、うわあああああああああああああ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

ミク「大晦日です!」

ルカ「なので鏡音姉弟の家にいつもの4人で集まってます。」

リン「特に何をするわけでもなく食べたり飲んだりしながら駄べってます」

レン「…………大晦日だっていうのにマジで死にかけたぞ、おい」

リン「レンの自業自得でしょ」

レン「だからあの反応はちょっと妄想力豊かな思春期男子なら当然なんだって」

ルカ「それが分かっていても許せないものというのはあるのよ」

レン「……すんません」

ルカ「分かればいいのよ」

ミク「さて、レン君のセクハラ問題も片付いたし。みなさん今日は大晦日です。ぱーっと一騒ぎしましょう!」

リン「一騒ぎとはいっても……そんなに騒ぐようなことではないよねえ。私たち高校生だからお酒も飲めないし」

レン「そうだなあ」

ルカ「まあまったり行きましょうよ。年の終わりぐらい」

リン「そうだね。のんびりして新年迎えようか」

ミク「むー」

レン「ほらミク、むくれてないで飲め飲め。オレンジジュースでいいか?」

ミク「ん、野菜ジュースがいい。緑の」

レン「え?野菜ジュースうちにはないぞ」

ミク「私が買って持ってきたよ。一本200円で結構高かった」

レン「いやまあ値段はいいんだが……あ、これか?ほれ」

ミク「ああ、ありがと」

リン「ささ、ルカさんも」

ルカ「あら、ありがとう。じゃあリンちゃんにも」

リン「ど、どもっ」

レン「さて、では今年一年、お疲れさまでした。ってことで乾杯!」

ミク・リン・ルカ「乾杯~」

――――――――――――――――――――――――――

ミク「リンりゃ~ん、おかわりろこ~?///」

リン「ミクちゃん……もしかして酔ってる?」

レン「普通の野菜ジュースしか飲んでないはずだけど……『大人の野菜ジュース・緑』……アルコール入りかよこれ!」

ルカ「はぁ……レン……///」

リン「わ!こっちもか!」

レン「ちょ、ルカ姉!?顔、ち、近い……///」

ルカ「……レン……可愛い……レ…ン……s……zzz」

レン「可愛いってなんだ可愛いって。寝ちゃったし」

ミク「……zzz」

リン「こっちも寝ちゃったみたいだよ~」

レン「今年は寝て年越すんだなこいつら」

リン「まあそれはそれでありじゃない?」

レン「にしても、今年はいろいろあったな」

リン「そうだね~忙しい1年だったと思うなあ」

レン「……来年も、よろしくな」

リン「……うん。この二人も、ね」

レン「ああ」

リン「……あと1時間ぐらいあるけどどうしようか……?」

レン「テレビでも見て時間潰すしかないだろう」

リン「それもまた一興」

レン「だろ?」

―――――――――――――――――――――――――――――

ルカ「はっ!?」

リン「あ、レン~、ルカ姉起きたよ~」

レン「おう、起きたか寝て年を越すところだったなお前」

ルカ「何が起きたの……?みんなで乾杯したところまでは覚えているのだけれど……」

リン「やっぱり酔っ払ってる時の記憶ってないんだね~」

ルカ「酔っ払っ!?」

レン「もう完全に酔いが回ってたな、あれは。俺のこと可愛いとか言ってたし呼び方も変わってたし」

ルカ「!!!///」

レン「ルカ姉?」

ルカ「な、なんでもないわっ。そう、私酔っ払っちゃってたのねっ」

リン「…………」

レン「どうした、リン?」

ミク「むにゅぅ……?」

レン「お、お前も起きたか」

ミク「あれ?みんなで乾杯したところまでは覚えてるんだけどあのあとどうなったんだっけ?」

リン「酔っ払ってたんだよ~、間違ってアルコール買ってきちゃったみたいだね」

ミク「……私野菜ジュースしか飲んでないんだけど、野菜ジュースのアルコールってどうなの」

ルカ「それは飲んだあなたが一番良く分かっていると思うけど」

ミク「分かんない。口に入れたところからもう既に記憶がないよう」

リン「まあまあ。これで皆起きて年越できるね」

レン「そうだな。では改めて。みんな、今年一年ありがとう」

ミク「うんっ」

ルカ「ええ」

リン「こちらこそ」

―――――――――――――――――――――――――――――――

ゴーンゴーン

全員「「「「あけましておめでとう!!今年も宜しく!!」」」」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ボーカロイドの日常。【part.2】

ボーカロイドたちはひと足早い年越しです。

はい。現実のイベントに合わせて書いてみました。大晦日バージョン。
ごめんなさい、もともと能力無い上についさっき思いついて、即席で書いたものなので相当残念なものになっているかと思います。
とりあえず年内に間に合って良かった。

リンレンは姉弟という設定にしてみました。ちなみに二人暮らし。


今年もいろいろありました。リアルでもネットでも。世間でもほんとにいろいろありました。逆にいえばいろいろしかなかったね。
だんだん「い」がゲシュタルト崩壊してきそう。あ、しない?サーセン。

こんなやつですが、来年もよろしくお願いします。

閲覧数:332

投稿日:2010/12/31 23:08:15

文字数:2,755文字

カテゴリ:小説

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  • 鏡美

    鏡美

    ご意見・ご感想

    あああ←
    最近メッセ出来てなくてごめんなさい><。。
    これ、前に読ませていただいたy((

    ルカさんが色々と…w
    もう新年明けちゃったけど…
    この次の投稿作も待ってるよ~

    2011/01/23 17:58:29

    • 虹の龍

      虹の龍

      大丈夫だよっ
      こっちもこっちでメッセ出来なかったしなorz
      お互い様ってことで、ね?

      今回は結構ルカにはっちゃけさせた感じがするねw
      が、頑張ります……w

      2011/01/24 19:01:20

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