とある傀儡の声



月の見えぬ夜さえ 独り門を敲(お)す
耳をすませて聞くは 遠い君の嘆き

君の姿 破り行く定め
時がまばたき 霞む愛しさ

 心の酔い醒めてくれ
 漆黒の空は 涙の香りだけ
 誰かの傀儡だから
 遠い道のり いまはまだ帰らず  


時は心置き去り 傾く城あり
吹雪強く寄せれば 石や草も白い

「溶けてしまえ」 雪の燃ゆる城
思い出積もる 葉っぱも 埋もれよ

 笑顔と夢破れたり
 残されたものは 廃墟の静寂と
 しじまを破る啜(すす)り声
 姿の見えぬ純白な鼓動

それは 昔に見た夢 幼い思い出が
消えては戻る 一途に
悲しくて 息できない


 (間奏)

 傀儡 悲しき言葉
 己の魂 縛って殺してく
 果て無き夜を 怨むだけ
 人形(ヒト)の形 誰も知らず

 こころの酔い醒め止まぬ
 誘惑の果ての 悲しき絶望を
 見て知り嘆く君の声

 あの日々はもう 誰にも返らず

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

とある傀儡の声

わーい、hush-hushさんが曲を作ってくれた!

「とある傀儡の声」
(→http://www.nicovideo.jp/watch/sm9700378

作曲・H(眠兎)さん
作詞・華水
調教・モドキ@うたばんにさん
   (UTAバンニP)
イラスト・春馬さん

閲覧数:314

投稿日:2009/07/05 20:36:14

文字数:407文字

カテゴリ:歌詞

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