『キンモクセイとしっぽ』
Lyrics&Music&Arrange:汐日
Vocal:根音ネネ(by.とまと)
Chorus:穂歌ソラ、雪歌ユフ(by.とまと)
おいてかれるのは 慣れてたんだ
いつも 見送る背中 遠く遠く
きえるまで待つ そのときに
ぼくは 目を細めてぬりつぶすんだ
まっ白な くれよんで
橋の下の ブルーシート
ぱたぱた 動かせば波の オママゴト
チープな白い 厚紙は
ぼくを嘲笑うための舞台だ
だれかが 言葉(うそ)を吐くたび
ただようあまいにおい
それはキンモクセイの
熟れたかおりにも似て
こねこは 言葉(うそ)を知らない
哀しいときに啼く
そんなアタリマエさえ 彼らは
許さない
ぼくらは かおりをまとうこともできずに
泣くこともできずに
しっぽのメトロノームに 揺られて
ふらり ふらり 廻るんだ
I wonder where we are. [ここはどこだろう]
Its white and warm place. [真白くて温かい場所]
Its a little garden of you and me. [それはきみとぼくの箱庭]
As if to be in a flower. [まるで花のなかにいるみたい]
I cant breathe. [息ができなくなるの]
loop and loop again. [繰り返し、繰り返し]
金木犀(はな)のかおりが みちみちて
さあ、どうするとはやしたてる
観客(ともだち)のなか
まえにもあとにも すすめない
ぼくの目玉に
ねこのしっぽが ぷらり ゆれた
きみはどうするのと たずねかけてみれば
泣きだしそな目で ぼくをみたね
だいじょうぶ、きみはきっと ぼくをおいて
すすむはずがないって しってるよ
しってるから―――
Its a lie after all..
【根音ネネ】
ぜんぶうそだったのに
きみは前にすすんでいくのに
【穂歌ソラ】
いつまでもとなりにいたかった
ともに歩くはずだったのに
離れてく
【雪歌ユフ】
おいてかれるのは 慣れてたんだ
見送る背中 遠く遠く遠く
【根音ネネ】
ああ、ぼくはかおりをまとうことなく
いつまでもここで
【穂歌ソラ】
泣き叫ぶねこにもなれず
いつまでも唄う
【根音ネネ】
――廻るの
【穂歌ソラ】
さよなら――
【根音ネネ】
ニークラシック、ニークラシック
【穂歌ソラ】
こねこは 金木犀(はな)をまとうこともなく
哀しいとき 嬉しいとき
声をだし 喚き叫ぶ
明日を 切り裂き
前へ 進もう
I say good-bye in order to meet you. [きみとまた巡りあうため、さよならを言うよ]
【根音ネネさんお誕生祝い】キンモクセイとしっぽ【歌詞】
就活中にどんどん周りの友達が内定をもらっていくなかで、自分一人が取り残されたときにふっと、突然小学校のときに、ずーっと友達だよとか言っておきながら、突然目の前からいなくなった友達のことを思い出して、なーんだ、あのときから自分はぜんぜん変わってないんじゃないか、この馬鹿めー、と考えて出来上がった歌詞です。
なお、作中に登場する「ニークラシック」という歌詞は、原曲の作曲者であるkneeさまより許可を頂いて使用させて頂いています。
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