「ホープレスカイダイバー」

<歌詞(Lyric)>

薄暗い街の隅っこで 鈍色の陽を浴びて
行く先も知らず歩いては また立ち止まる

あとどれ程の夜を数えれば この胸の火は消える?
迫り来る影に怯えては ただ祈っていた


愛し合えば裏切られた
努力しても報われやしない世界に 意味なんて無いのにな


こんな馬鹿みたいに澄み切った空の果てで
触れる心さえも失くした胸が痛いな 痛いや
手を伸ばしても届かない星空は高く
光を見上げ 墜ちて行くんだ



叶えたい夢なんて無いし 果たすべき使命も無い
〝生きる意味〟なんて哲学で縛られ生きた

もし神様がいるとしたならば 聞かせてよその声を
僕は何故こんな現実に生まれたのだろう


一歩踏み出す勇気は無い
「生きろ」なんて歌う歌なんかに 価値なんて無いからなあ


こんな真っ直ぐに伸びた道のその向こうに
結末すら定められた世界が怖くて 辛くて
求めたはずの光は遠く消え去って
女神を信じるなど無駄でしかないから


未来捨てる自由など無い 他人の声に邪魔されては
消費するだけの日々を送ったんだ



こんな馬鹿みたいに澄み切った空の果てで
触れる心さえも失くした胸が痛いな 痛いや
この身に宿した熱は流星のように
光を――


こんなありふれた逃避行はもう要らない
不意に飛び込んだ空の青は一つになり 溶けゆく
瞳を細めて見えた星は綺麗だった
自由をその手に握り 笑っていたんだ


誰もいないこの世界で 明日の空に叫んだのは
頬に触れる温かさを知った 〝空の旅人〟-スカイダイバー-


空を越えて――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ホープレスカイダイバー 歌詞

閲覧数:429

投稿日:2020/05/19 15:00:27

文字数:680文字

カテゴリ:歌詞

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