二人だけの物語を追いかけて巡った
夜明け前の妙に澄んでいた青紫の空
どこか狂った調子で見上げて笑った
人々は僅かばかりで僕らは鳴り響く

年がら年中夢ばかり見ていたあの頃
どうしようもなく変われなかった僕
行ける所まで行けた筈で傍にいた君
下らない柵を言い訳で増やしていた

おどけたふりしてでどこにも行けず
もどかしさに囚われて不自由しては
当て所もなく街を彷徨い暇を潰して
色んな人達に愚痴等を吐いて回った

それが何の救いになるのか解らずに
抗わず流され生きる方が幸せなのか
僕は生き長らえている愛込みにして

よくありがちな日常に囲まれて崩れる
退屈に仕留められて心が麻痺していて
そんなことにすら慣れて怠惰をねぶる
傲慢と不遜が燃えては感情を燻らせた
無用心な楽観主義は放縦で向こう見ず
強情と軽薄でできたとても無謀な計画

己の考えに盲目的で落度に気付かない
人を非難せずに一人高見の見物をして
手を汚すまいと躊躇いがちに微笑んで
自分のこと以外に他人に興味がなくて
暴力を振るう以上に自己中心的すぎる
人との共通点なんか探してもいないし

体面なんか気にするだけ損でしかない
人の感情に対して冷淡なのだとしても
あるがままを受け入れて自分を生きる


勝手にしやがれ どうせ僕は最低だ
数奇な宿命に翻弄されるだけの儘か
何も変わらない日々は空回りばかり
手をかけて葬りさって大人になった

相変わらずの退屈にやられて過ごす
馬鹿げた日々を凌いで夢を裏切って
息が積って出来なくなるような感じ
真綿で余生の首を絞める更けり方だ

自殺願望はないが絶望が漂う自分を
怨み憎んで呪っても変われない儘で
いつかという言葉に望みを託しては
今という時をいつまでも持てあます

静寂に充ちている寂しい孤独の中で
結局は独り善がりの半端な儘でいる
一人でどうにか自分をやりこめよう

我がままと気難しい好みをもてあます
自分だけが正しいという思いは捨てた
けど争う度に一切を失くすことに傾く
お世辞を喜びたくもないと思っている
ちやほやされるのは嫌いではないけど
天国か地獄かを選ぶのは自分次第だな

自分の魅力を過信すれば運命は狂う筈
運命の鍵を握る人が敵に回りまっても
屈せずに一人孤独な閑居を生き抜こう
背徳的な恋愛に落ちずに生きていたい
夢現なぞに耽る放浪の人生で構わない
ただお金のことで邪魔はされたくない

競うことも争うことも嫌いだけれども
誰かといつも一緒にいられるか心配だ
そんな私を愛す人に巡り会えるのかな

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気儘な日々

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投稿日:2023/09/04 17:27:40

文字数:1,063文字

カテゴリ:歌詞

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